必要馬力と利用馬力についての記述で誤りはどれか。…
航空工学(飛行機) 第17問
必要馬力と利用馬力についての記述で誤りはどれか。
- (1)形状抗力に基づく必要馬力は速度の3乗に比例して増大する。
- (2)誘導抗力に基づく必要馬力は速度の逆数に比例して増大する。
- (3)バックサイドの運航とは、最小必要馬力の速度より遅い速度で飛行すると、遅い速度になるほど必要馬力が増大することである。
- (4)利用馬力曲線は高度が高くなるにつれて上がる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
利用馬力は、エンジン(とプロペラ)が出せる馬力です。高度が高くなると空気の密度が下がり、エンジンの出力が下がるので、利用馬力曲線は高度とともに「下がり」ます。一方、必要馬力の曲線は、高度が上がると右上へずれます。両方の曲線の差(余剰馬力)が小さくなり、やがてゼロになる高度が上昇限度です。「上がる」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 形状抗力(有害抗力)は速度の2乗に比例するので、それに打ち勝つ馬力(抗力×速度)は速度の3乗に比例して増えます 正しい
(2) 誘導抗力は速度の2乗に反比例するので、それに必要な馬力は速度の逆数に比例し、低速ほど大きくなります 正しい
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(3) 最小必要馬力の速度より遅い領域では、遅くなるほど必要馬力が増えます。この領域での運航をバックサイドの運航といいます 正しい
【バックサイドの注意】
バックサイドでは、速度が落ちるとさらに多くの馬力が必要になり、出力を足さないと速度が落ち続けます。進入の低速域で速度の管理が難しくなるのはこのためです。
出典:令和4年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問17(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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