翼の平面形の説明(a)~(d)の正誤の組み合わせについて(1)~(4)の中で正しいものはどれか。…
航空工学(飛行機) 第3問
翼の平面形の説明(a)~(d)の正誤の組み合わせについて(1)~(4)の中で正しいものはどれか。(a)長方形(矩形)翼は翼端部の揚力が大きいので翼の根元に大きな曲げモーメントが加わり強度的に不利な面がある。(b)先細(テーパ)翼は翼端部の揚力が小さいので翼根元部分の曲げモーメントが小さい。(c)楕円翼は吹き下ろし分布が一様であるため有効迎え角も一様である。(d)後退翼では翼に当たる気流の速度(飛行速度)よりずっと遅い流れが翼型に作用するので、高速飛行時には飛行速度を音速以上に速くできる。
- (1)(a): 正 (b): 正 (c): 正 (d): 正
- (2)(a): 誤 (b): 正 (c): 正 (d): 誤
- (3)(a): 正 (b): 正 (c): 誤 (d): 正
- (4)(a): 正 (b): 誤 (c): 正 (d): 正
正答 (1)
正答は (1)。(a)〜(d)はすべて正しい記述です。
(a)正しい。矩形翼は翼端まで翼弦が広く、翼端付近の揚力が比較的大きいため、翼の付け根に大きな曲げモーメントがかかり、強度の面で不利です。(b)正しい。テーパ翼は翼端の翼弦が狭く翼端の揚力が小さいので、付け根の曲げモーメントが小さくなり、構造を軽くできます。(c)正しい。楕円翼は翼幅方向の吹き下ろしが一様になり、有効迎え角も一様になります。誘導抗力が最も小さい平面形です。(d)正しい。後退翼では、翼型に作用するのは前縁に直角な速度成分(飛行速度×cos後退角)で、飛行速度より遅くなります。このため衝撃波の発生が遅れ、より速い速度で飛べます。
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【平面形の特徴】
矩形翼 製作が簡単、失速が翼根から始まり補助翼が効く
テーパ翼 構造が軽い、翼端失速に注意(ねじり下げで対策)
楕円翼 誘導抗力最小、製作が難しい
後退翼 臨界マッハ数が高い、低速の翼端失速に注意
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問3(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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