電波伝搬に関する説明で誤りはどれか。…
航空工学(飛行機) 第18問
電波伝搬に関する説明で誤りはどれか。
- (1)HFを受信していると、音量が変化したりゆがんだりする現象をフェージングといいう。
- (2)デリンジャー現象とはHFの伝搬で、突然電界強度が低下し、または消失する現象である。原因は太陽の爆発によって、多量の紫外線が放出されE層以下の電子密度が上昇し、HF帯の電波がE層に吸収されてしまう現象である。
- (3)磁気嵐とは太陽から放出される荷電粒子が極光帯に集中し、地磁気を乱す現象である。それにともなって電離層嵐が発生し、主にE層が影響を受け、正常な電波の電離層反射が行われなくなる。
- (4)VHFの伝搬は、周波数が高くなるほど雨、霧、雲による減衰が小さい。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
電波は周波数が高くなるほど、雨・霧・雲による吸収や散乱の影響を受けやすくなり、減衰が大きくなります。「減衰が小さい」は逆です。VHF帯ではこの減衰はまだ小さいものの、周波数が上がるとともに大きくなり、マイクロ波帯以上ではっきり現れます。
【ほかの選択肢】
(1) HFを受信していると、音量が変化したりひずんだりする現象が
フェージングです 正しい
(2) デリンジャー現象は、太陽面の爆発(フレア)で放出された強い
紫外線やX線がE層より下の電離を強め、HFの電波が吸収されて突然受信できなくなる現象です 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 磁気嵐は太陽から来る荷電粒子で地磁気が乱れる現象で、
電離層嵐を伴い、電離層での正常な反射が行われなくなります。公表の正答では正しい記述の扱いです(ただし一般の資料では、電離層嵐の影響はE層よりF層に大きく現れるとされます) 正しい
【デリンジャー現象と磁気嵐の違い】
デリンジャー現象 昼間側で突然起こり、数十分〜数時間で回復
磁気嵐(電離層嵐) 遅れて起こり、数日続くことがある
出典:令和5年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問18(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
「航空工学(飛行機)」のほかの問題
- 令和元年11月期 第7問重心位置が後方過ぎる場合の影響(a)~(c)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(
- 令和2年11月期 第2問速度に関する説明で誤りはどれか。
- 令和3年7月期 第7問水平旋回時の荷重倍数n及び失速速度Vsnを求める式の組み合わせで、正しいものはどれか。た
- 令和4年5月期 第14問プロペラ・ブレードの遠心力によるねじりモーメントの作用で正しいものはどれか。
- 令和5年7月期 第4問下図の飛行機(操縦席から見て右回転プロペラ)に関する記述で誤りはどれか。
- 平成31年1月期 第13問フラッタの防止策(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選
スポンサーリンク

