A さん(22 歳、初妊婦)は、妊娠前に外陰部の腫瘤を自覚していたが、自然に消失したという。産婦人科の初診時に梅毒血清反…
午前 第37問
A さん(22 歳、初妊婦)は、妊娠前に外陰部の腫瘤を自覚していたが、自然に消失したという。産婦人科の初診時に梅毒血清反応と梅毒トレポネーマ抗体血清検査を行ったところ、いずれも陽性であった。A さんへの治療で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)ペニシリン系抗菌薬を投与する。
- (2)妊娠12 週以降に治療を開始する。
- (3)治療効果の判定は梅毒血清反応で行う。
- (4)陰圧室に隔離して治療を行う必要がある。
- (5)外陰部に副腎皮質ステロイド軟膏を塗布する。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。ペニシリン系抗菌薬を投与し、効果は梅毒血清反応で判定します。
外陰部のしこりが自然に消えたという経過と、2つの検査がともに陽性であることから、梅毒の感染と考えられます。胎児への感染(先天梅毒)を防ぐため、妊娠の時期にかかわらず、すぐにペニシリン系抗菌薬で治療します。治療の効果は、病気の勢いを反映する梅毒血清反応(RPR などの非トレポネーマ検査)の抗体価が下がることで判定します。トレポネーマ抗体は治った後も陽性が続くので、効果の判定には使いません。
【ほかの選択肢】
(2) 妊娠12週以降に開始 治療は分かりしだい、すぐに始める 誤り
(4) 陰圧室に隔離 空気感染はしないので隔離は不要 誤り
(5) ステロイド軟膏を塗布 梅毒の治療にはならない 誤り
出典:2025年(令和7年) 助産師国家試験 問37(厚生労働省 公表)出典元ページ
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