A さん(26 歳、女性)は高校生のころからリストカットを繰り返し、ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ…
午後 第112問
A さん(26 歳、女性)は高校生のころからリストカットを繰り返し、ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉の診断を受けている。最近仕事が忙しくなったパートナーに「今すぐ返事が欲しい。私を見捨てるのか」とメールを送り続け、帰宅したパートナーが、手首から血を流しているA さんを見つけた。パートナーに付き添われて総合病院の救急外来を受診したA さんは、意識清明で神経損傷はなく、手首の処置をした看護師に「消えてしまいたい。生きている意味がない」と話した。処置時の看護師の声かけで適切なのはどれか。
- (1)「パートナーの気持ちを考えましょう」
- (2)「死にたいと思うほどつらかったのですね」
- (3)「メールの返信はすぐにはできないものですよ」
- (4)「つらくても自分を傷つけることはやめましょう」
正答 (2)
正答は (2)。「消えてしまいたい」と話す A さんのつらい気持ちをまず受け止め、共感を示す言葉が適切です。
自傷のあとで死にたい気持ちを打ち明けたときは、批判や説得をせず、その気持ちを言葉にできたことを受け止めます。そのうえで、自殺の危険を評価し、医師と共有します。
【ほかの選択肢】
(1) パートナーの気持ちを考えさせるのは、A さんを責めることになるので 誤り
(3) A さんの行動を正そうとする説得で、気持ちを受け止めていないので 誤り
(4) 気持ちを受け止める前に行動をいさめると、関係を築きにくくなるので 誤り
出典:2026年(令和8年) 看護師国家試験 問112(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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