地球大気中のオゾンについて述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。…
一般知識 一般知識 問1
地球大気中のオゾンについて述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。(a) 成層圏では、酸素分子は紫外線を吸収すると解離し、解離した酸素原子が酸素分子と結合してオゾンとなることで、オゾン層が形成されている。(b) 成層圏では、オゾンの数密度は高度が高いほど大きく、高度約50kmにある成層圏界面付近で最大となる。(c) 成層圏のオゾンの空間分布やその季節変動は、太陽放射の強さの時空間分布でほぼ説明できる。
- ①(a): 正 (b): 正 (c): 誤
- ②(a): 正 (b): 誤 (c): 正
- ③(a): 正 (b): 誤 (c): 誤
- ④(a): 誤 (b): 正 (c): 誤
- ⑤(a): 誤 (b): 誤 (c): 正
正答 ③
正答は ③。(a) 正・(b) 誤・(c) 誤 の組み合わせです。
【記述ごとの正誤】
(a) 正しい。成層圏では、酸素分子が波長の短い紫外線を吸収して2つの酸素原子に分かれ(光解離)、その酸素原子が別の酸素分子と結びついてオゾンになります。こうしてオゾン層ができています。
(b) 誤り。オゾンの数密度(単位体積あたりの分子の数)が最大になるのは高度20〜25km付近です。成層圏界面(約50km)付近で最大になるのは気温の方で、オゾンの数密度ではありません。
(c) 誤り。オゾンは日射の強い低緯度の成層圏で多く作られますが、成層圏の大規模な循環(ブリューワー・ドブソン循環)で高緯度へ運ばれます。そのためオゾン全量は中・高緯度で多く(特に春)、分布や季節変動は太陽放射の強さだけでは説明できません。
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【ポイント】
オゾンの数密度の極大(約25km)と気温の極大(約50km)は高さが違います。オゾンは「作られる所(低緯度)」と「たまる所(中・高緯度)」が違います。
出典:令和5年度第2回(第61回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する一般知識)問1(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ
最終更新日
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