4 月のある日の9 時の地上天気図と気象衛星ひまわりの水蒸気画像を図A と図B に示す。図ア~エは、その日の7 時~11…

専門知識 専門知識 問9

4 月のある日の9 時の地上天気図と気象衛星ひまわりの水蒸気画像を図A と図B に示す。図ア~エは、その日の7 時~11 時に図A の(a)~(d)の4 地点のウィンドプロファイラによって観測された高層風の時系列図のいずれかである。地点(a)~(d)に対応する高層風の時系列図の組み合わせとして適切なものを、下記の①~⑤の中から1 つ選べ。

気象予報士 令和7年度第2回(第65回) 専門知識 問9の図
正答 ⑤
正答は ⑤。(a) ウ、(b) ア、(c) エ、(d) イ の組み合わせです。 【天気図の読み】 図Aでは、紀伊半島付近に1002hPaの低気圧があり、そこから西南西へ寒冷前線、東南東へ温暖前線がのびています。(a) は中国・四国地方で寒冷前線の後面(寒気側)、(b) は近畿地方で低気圧の中心と寒冷前線のすぐ近く、(c) は関東の南部で温暖前線の北側(寒気側)、(d) は東北地方の南部で、日本海の低気圧の東側・前線から離れた北側にあります。 【時系列図の読み】 ウ:高度1km以下で北寄りの弱い風、1〜3kmも北〜北西寄りの風で、寒気の中の地点と読めます。寒冷前線の後面の (a) に合います。
解説の続きをみる続きを閉じる
ア:9時ごろまでは下層が南西寄りの風ですが、9時を過ぎると高度2km以下が北〜北北西寄りの風に変わっています。観測の途中で寒冷前線が通過したと読め、9時に前線の近くにいる (b) に合います。 エ:高度1km以下で東〜南東寄りのやや強い風、その上は南西〜西南西の風です。下層の寒気の上を、前線面に沿って暖気が南西から這い上がっている構造で、温暖前線の北側の (c) に合います。 イ:下層は南寄り、上空ほど西寄りで風が非常に強く、高度5km以上では50ノットを超える風が吹いています。水蒸気画像で暗域と明域の境が東北地方付近にあり、上空の強風軸に近い (d) に合います。 【ほかの選択肢】 ①② (a) をアとしていますが、寒冷前線の後面の (a) は、はじめから下層が北寄りのウです。誤り ③ (b) のアは合っていますが、(a) をイ、(c) をウ、(d) をエとしています。はじめから北寄りのウは寒冷前線の後面の (a)、下層が東寄りのエは温暖前線の北側の (c) に当たります。誤り ④ (c) をイ、(d) をエとしていますが、下層の東寄りの風(寒気側の風)が見られるのはエで、温暖前線の北側の (c) に対応します。誤り 【ポイント】 ウィンドプロファイラの時系列は「下層の風向(寒気か暖気か)」と「風向の変わり目(前線の通過)」に注目して、天気図の前線との位置関係と照らし合わせます。

出典:令和7年度第2回(第65回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問9(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「専門知識」のほかの問題

  1. 令和4年度第2回(第59回) 専門知識 問7気象庁が作成している解析積雪深・解析降雪量について述べた次の文章の中の下線部(a)〜(d
  2. 令和5年度第1回(第60回) 専門知識 問12気象庁が発表する特別警報、警報、注意報について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の
  3. 令和6年度第1回(第62回) 専門知識 問1気象庁が行っている風向・風速の地上気象観測及び通報について述べた次の文 (a)〜(d)の
  4. 令和6年度第2回(第63回) 専門知識 問5気象庁の数値予報において初期値を作成する客観解析における観測データの取扱いについて述べた
  5. 令和7年度第1回(第64回) 専門知識 問9北半球の偏西風帯におけるジェット気流について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせ
  6. 令和8年度第1回(第66回) 専門知識 問13気象庁で作成している土壌雨量指数に関連する次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク