表は、ある地点の1 日〜10 日の日最高気温の実況および気象会社X、Y による日最高気温の予報を示したものである。予報精…

専門知識 専門知識 問12

表は、ある地点の1 日〜10 日の日最高気温の実況および気象会社X、Y による日最高気温の予報を示したものである。予報精度の検証について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。ただし、見逃し率は全予報数に対する割合とする。(a) 実況で夏日になった日を抜き出して、日最高気温の予報の系統的な偏りを平均誤差(ME)により求めると、X 社の予報には正の偏りがある。(b) 実況で猛暑日になった日を抜き出して、日最高気温の予報精度を二乗平均平方根誤差(RMSE)により評価すると、Y 社の方がX 社より予報精度が高い。(c) この期間の真夏日の予報の見逃し率は、X 社の方がY 社よりも低い。

気象予報士 令和8年度第1回(第66回) 専門知識 問12の表
正答 ④
正答は ④。(a) 誤・(b) 誤・(c) 正 の組み合わせです。 【言葉の確認】 夏日は日最高気温25℃以上、真夏日は30℃以上、猛暑日は35℃以上の日です。 【(a) 夏日の日の ME(X社)】 実況で夏日になったのは2日〜10日の9日間です。X社の予報−実況は2日 +1、3日 −1、4日 −1、5日 −1、6日 −1、7日 +1、8日 +1、9日 0、10日 −1 合計 −2 なので、ME=−2÷9≒−0.22℃ です。負の偏り(低めの予報)で、正の偏りではありません。誤り
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【(b) 猛暑日の日の RMSE】 実況で猛暑日になったのは4日〜8日の5日間です。 X社の誤差:−1、−1、−1、+1、+1 → 二乗の合計 5 → RMSE=√(5÷5)=1.0℃ Y社の誤差:0、+2、0、0、−1 → 二乗の合計 5 → RMSE=√(5÷5)=1.0℃ 両社の RMSE は等しく、Y社の方が精度が高いとはいえません。誤り 【(c) 真夏日の見逃し率】 実況で真夏日になったのは3日〜10日の8日間です。見逃しは「実況が30℃以上なのに予報が30℃未満」の日です。 X社:10日(予報29℃)の1回 → 見逃し率=1÷10=0.1 Y社:3日(予報29℃)と10日(予報29℃)の2回 → 見逃し率=2÷10=0.2 X社の方が低いので正しい。 【ポイント】 階級の境目(25・30・35℃)が「以上」であることに注意して日を数えます。ME は符号を付けたまま、RMSE は二乗して平均してから平方根をとります。

出典:令和8年度第1回(第66回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する専門知識)問12(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

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