つり上げ荷重20tの移動式クレーンの検査に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。…
関係法令 第29問
つり上げ荷重20tの移動式クレーンの検査に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)製造検査における荷重試験は、定格荷重の1.25倍に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回、走行等の作動を行うものとする。
- (2)使用検査を受ける者は、当該検査に立ち会わなければならない。
- (3)性能検査においては、移動式クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
- (4)変更検査における安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷をつって、安定に関し最も不利な条件で地切りすることにより行うものとする。
- (5)使用再開検査を受ける者は、荷重試験及び安定度試験のための荷及び玉掛用具を準備しなければならない。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
性能検査では、各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験を行います。安定度試験は行いません。
しかも性能検査の荷重試験は、倍率をかけない定格荷重に相当する荷重の荷をつって行います。
【ほかの選択肢】
(1) 製造検査の荷重試験は、定格荷重の1.25倍 正しい
(2) 使用検査を受ける者は、当該検査に立ち会う 正しい
(4) 変更検査の安定度試験は、定格荷重の1.27倍に相当する荷重の荷を
つって、安定に関し最も不利な条件で地切りする 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(5) 使用再開検査を受ける者は、荷重試験及び安定度試験のための
荷及び玉掛用具を準備する 正しい
【検査ごとの中身】
製造検査 構造・機能の点検、荷重試験(1.25倍)、
安定度試験(1.27倍)
使用検査 製造検査と同じ
変更検査 製造検査と同じ
使用再開検査 製造検査と同じ
性能検査 構造・機能の点検と荷重試験(定格荷重)のみ
【性能検査だけ軽いわけ】
すでに使っている機械に、余分な負担をかけない
製造検査は、新しいものが設計どおりの余裕をもっているかを確かめる試験です。性能検査は、使い続けてよいかを見るもので、過大な荷重をかけて傷めるべきではありません。
【安定度試験とは】
定格荷重の1.27倍の荷をつり、安定に関し最も不利な条件で地切りする
持ち上げて走り回るのではなく、浮かせるところまでです。転倒に対する余裕があるかどうかだけを見ます。
【受検者がすること】
荷と玉掛用具を準備する
移動式クレーンを検査しやすい位置に移す
検査に立ち会う
【覚え方】
新しく世に出すとき 1.25倍・1.27倍、安定度試験あり
使い続けてよいか見る 定格荷重のみ、安定度試験なし
出典:移動式クレーン運転士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第29問つり上げ荷重20tの移動式クレーン(以下、本問において「移動式クレーン」という。)の検査
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第27問移動式クレーンの玉掛けに用いる玉掛用具として、法令上、その使用が禁止とされていないものは
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第25問移動式クレーンの使用に関するAからDまでの記述について、法令上、正しいもののみを全てあげ
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第23問つり上げ荷重3t以上の移動式クレーン及び移動式クレーン検査証(以下、本問において「検査証
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第21問つり上げ荷重3t以上の移動式クレーンの検査に関する記述として、法令上、誤っているものは次
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第29問つり上げ荷重20tの移動式クレーン(以下、本問において「移動式クレーン」という。)の検査
スポンサーリンク

