移動式クレーンの油圧駆動装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第14問
移動式クレーンの油圧駆動装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)油圧モータは、圧油を油圧モータに押し込むことにより駆動軸を回転させる装置である。
- (2)移動式クレーンでは、荷の巻上げ用、旋回用及び走行用の油圧モータには、一般に、プランジャモータが使用されている。
- (3)アキシャル形プランジャモータは、プランジャが回転軸に対して直角方向に配列されている。
- (4)油圧シリンダは、油圧ポンプから送られてきた圧油の力でピストンを往復させる装置である。
- (5)移動式クレーンでは、油圧シリンダは、一般に、複動型片ロッド式シリンダが使用されている。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
プランジャが回転軸に対して直角方向(放射状)に配列されているのは、ラジアル形です。アキシャル形は、プランジャが回転軸と同じ方向に並んでいます。
「ラジアル」は半径方向、「アキシャル」は軸方向という意味です。
【ほかの選択肢】
(1) 油圧モータは、圧油を押し込んで駆動軸を回転させる装置 正しい
(2) 巻上げ用、旋回用及び走行用の油圧モータには、一般に
プランジャモータが使用されている 正しい
(4) 油圧シリンダは、圧油の力でピストンを往復させる装置 正しい
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(5) 一般に、複動型片ロッド式シリンダが使用されている 正しい
【油圧モータの種類】
歯車モータ 構造が簡単。小さな力でよいところに使う
ベーンモータ 中くらいの圧力向け
プランジャモータ 高い圧力に耐える。大きなトルクが出せる
移動式クレーンの主要な動き(巻上げ・旋回・走行)は大きな力が要るので、プランジャモータです。
【アキシャルとラジアル】
アキシャル形 プランジャが軸と平行。斜板で往復させる
ラジアル形 プランジャが軸から放射状。偏心したカムで往復させる
【複動型片ロッド式とは】
複動型 両側に圧油を入れ、押す向きも戻す向きも油の力で動かす
片ロッド ピストンの片側だけにロッドが付いている
片側にしかロッドがないので、受圧面積は伸ばす側のほうが大きくなります。同じ流量なら、縮める動きのほうが速くなります。
【単動型との違い】
単動型は、戻りをばねや荷の重さにまかせる
アウトリガーや起伏のシリンダは、どちらの向きも確実に動かす必要があるので複動型です。
出典:移動式クレーン運転士 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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