移動式クレーンのディーゼルエンジンに取り付けられる補機、装置などに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
原動機及び電気に関する知識 第12問
移動式クレーンのディーゼルエンジンに取り付けられる補機、装置などに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)グロープラグは、直接噴射式エンジンのマニホールドの吸気通路に取り付けられ、発熱体に電流が流れることで吸気を均一に加熱するものである。
- (2)ガバナは、エンジンの出力を増加させるなどのために、高い圧力の空気をシリンダ内に強制的に送り込む装置で、動力は排気の圧力により回転するタービン又はクランク軸から取る。
- (3)始動補助装置の電熱式エアヒータは、保護金属管の中にヒートコイルが組み込まれ、これに電流が流れることで副室内を加熱するものである。
- (4)タイミングギヤは、クランク軸の後端に取り付けられたギヤで、エンジンの燃焼行程のエネルギーを一時的に蓄えてクランク軸の回転を円滑にするためのものである。
- (5)レギュレータは、発電電圧を制御し、各電気装置に適正電力を供給するものである。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切です。
レギュレータは、発電電圧を制御し、各電気装置に適正電力を供給するものです。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) マニホールドの吸気通路に取り付けて吸気を加熱するのは、
グロープラグではなく電熱式エアヒータ
(2) 高い圧力の空気をシリンダ内に強制的に送り込むのは、ガバナ
ではなく過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ)。
ガバナは回転数を一定に保つ調速機
(3) 保護金属管の中のヒートコイルで副室内を加熱するのは、電熱式
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エアヒータではなくグロープラグ
(4) クランク軸の後端でエネルギーを蓄え、回転を円滑にするのは、
タイミングギヤではなくフライホイール。タイミングギヤはクランク軸の前端にあり、カム軸などを駆動する歯車
(1)と(3)は、グロープラグとエアヒータを入れ替えた文です。
【始動補助装置の使い分け】
グロープラグ 副室式エンジン用。副室の中を直接あたためる
電熱式エアヒータ 直接噴射式エンジン用。吸気そのものをあたためる
副室があるかないかで、あたためる場所が変わります。
【寒いと始動しにくいわけ】
圧縮しても、シリンダが冷たいと熱を奪われて着火温度に届かない
だから、あらかじめ電気で加熱しておきます。
【ガバナの役目】
負荷が変わっても、回転数を一定に保つように燃料の量を加減する
荷をつったとたんに回転が落ちては、巻上げ速度が安定しません。
【レギュレータが要るわけ】
オルタネータの発電電圧は、回転数が上がるほど高くなる
そのままでは電球や電装品が壊れるので、一定の電圧に抑えます。
出典:移動式クレーン運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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