ワイヤロープに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
移動式クレーンに関する知識 第7問
ワイヤロープに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が同じである。
- (2)「Sより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、左上側から右下方向へ、ストランドがよられている。
- (3)ストランドを構成する素線間の空隙を、細い素線(フィラー線)で充填するように組み合わせた形式のワイヤロープを、フィラー形ワイヤロープという。
- (4)ストランド6よりのワイヤロープの径の測定は、ワイヤロープの同一断面の外接円の直径を3方向から測定し、その平均値を算出する。
- (5)心綱は、ストランドを構成する素線のうち、ストランドの中心にある素線をより合わせたロープの構成要素のことで、より線ともいう。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
心綱は、ストランドの中心にある素線をより合わせたものではありません。ロープの中心にあって、ストランドを支える心材のことで、繊維心と鋼心があります。
「より線」というのはストランドのことで、心綱の別名ではありません。選択肢は、心綱・心線・ストランドの三つを混ぜた文になっています。
【ほかの選択肢】
(1) ラングよりは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が
同じ 正しい
(2) Sよりは、ロープを縦にして見たとき、左上側から右下方向へ
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ストランドがよられている 正しい
(3) 素線間の空隙を細い素線(フィラー線)で充填したものを
フィラー形ワイヤロープという 正しい
(4) 6よりのロープ径は、同一断面の外接円の直径を3方向から
測定して平均する 正しい
【ワイヤロープの組み立て】
素線 ロープをつくる細い鋼線
ストランド 素線をより合わせたもの。より線ともいう
心綱 ロープの中心にあってストランドを支える。繊維心と鋼心
素線を束ねてストランド、ストランドを心綱のまわりに巻いてロープ、という順です。
【繊維心と鋼心】
繊維心 サイザル麻など。油をしみ込ませ、内部から給油する
鋼心 心綱を鋼線(ストランドやワイヤロープ)で作ったもの。強く、熱に強い
繊維心は高温の場所で傷むので、そういう現場では鋼心を使います。
【ZよりとSより】
Zより ストランドが右上がり。Zの字の中央線と同じ
Sより ストランドが左上がり。Sの字の中央線と同じ
字の形を思い出せば、どちら向きかが分かります。Z・Sはよりの向きで、次の普通より・ラングより(より方)とは別の区別です。
【ラングよりと普通より】
普通より ロープのよりとストランドのよりが逆。素線が横に見える
ラングより 二つのよりが同じ向き。素線が斜めに長く見える
ラングよりは摩耗に強い反面、形がくずれやすく、キンクしやすいので、両端が回らないように固定して使います。
出典:移動式クレーン運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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