移動式クレーンの油圧装置の保守に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうち…

原動機及び電気に関する知識 第17問

移動式クレーンの油圧装置の保守に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 油圧ポンプの点検項目としては、ポンプを停止した状態での異音及び発熱の有無、接合部及びシール部の油漏れの有無の検査などが挙げられる。B 油圧配管系統の分解整備後、配管内に空気が残った場合は、ポンプの焼付きを防止するため、油圧ポンプを全負荷運転し配管内の空気を除去する。C フィルタエレメントの洗浄は、一般的には、溶剤に長時間浸した後、ブラシ洗いをして、エレメントの内側から外側へ圧縮空気で吹く。D 油圧配管系統の接続部は、特に緩みやすいので、圧油の漏れの有無を6か月に1回程度点検する。

正答 (5)
正答は (5)。C だけが適切です。 【Cが適切なわけ】 フィルタエレメントの洗浄は、溶剤に長時間浸した後、ブラシ洗いをして、エレメントの内側から外側へ圧縮空気で吹く 油はふだん外側から内側へ流れます。汚れは外側の面に付くので、流れと逆に吹けば汚れが押し出されます。 【ほかの記述の誤り】 A 油圧ポンプの異音や発熱は、運転中でなければ分からない。   「ポンプを停止した状態での異音及び発熱の有無」は点検にならない B 配管内の空気の除去は、無負荷運転で行う。全負荷運転では、
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  残った空気が圧縮されて高温になり(ディーゼリング)、かえってポンプや作動油を傷める D 接続部の圧油の漏れは、6か月に1回ではなく作業開始前など、   頻繁に点検する 【エア抜きをする理由】 空気が残ると、圧縮されたり膨らんだりして動きが不安定になる ジブが小刻みに揺れたり、シリンダがガタつく原因になります。 【無負荷運転で抜くわけ】 圧力をかけずに油を回せば、空気は泡のままタンクへ戻る 圧力をかけると、空気は油に押し込まれて溶け込み、抜けにくくなります。 【点検の間隔の考え方】 ねじやフランジの緩みは、振動で日々進む 移動式クレーンは現場を走り回るので、振動も衝撃も受けます。半年に一度では、その間に漏れが進みます。 【溶剤に浸したあとブラシ洗いをするわけ】 固まった汚れをゆるめてから落とす いきなりブラシでこすると、エレメントの目をつぶします。

出典:移動式クレーン運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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