移動式クレーンの油圧装置の作動油タンクから試料として作動油を採取し、この試料の作動油と、同種で同一銘柄の新しい作動油をそ…
原動機及び電気に関する知識 第18問
移動式クレーンの油圧装置の作動油タンクから試料として作動油を採取し、この試料の作動油と、同種で同一銘柄の新しい作動油をそれぞれ試験管に入れ、外観を比較したところ、採取した試料の作動油は泡立っていた。この場合、試料の作動油の変化に係る最も重要な原因と考えられるものは(1)~(5)のうちどれか。
- (1)水分の混入
- (2)金属粉の混入
- (3)グリースの混入
- (4)異種油の混入
- (5)異物の混入
正答 (3)
正答は (3)。グリースの混入です。
作動油が泡立っているときに、まず疑うのはグリースの混入です。グリースに含まれる増ちょう剤や添加剤が、作動油の消泡性を損なうためです。
【外観の変化と原因の対応】
乳白色に変わった 水分の混入、または空気の混入
黒褐色に変わった 劣化(酸化)または異物の混入
泡立っている グリースの混入
黒く濁り、光る粉がある 金属粉の混入
試験では、この対応表をそのまま問われます。
【泡立ちが困るわけ】
泡は圧縮される。押しても動きが伝わらない
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油は縮みませんが、泡は縮みます。泡だらけの油では、シリンダがふわふわして止まらなくなります。
【泡はほかの害もある】
空気にふれる面積が増え、油の酸化が早く進む
泡がつぶれるときの衝撃で、部品が傷む(キャビテーション)
【グリースが入るわけ】
給脂の作業と給油の作業を、同じ道具や手で続けてやってしまう
タンクの注油口のまわりにグリースが付いていれば、そこから入ります。
【水分が入ったときは乳白色】
細かい水の粒が光を散らすので、白く濁って見える
泡立ちと乳白色は見た目が似ていますが、原因は別です。試験管に取って静かに置くと、泡は時間とともに消え、水分による濁りは残ります。
出典:移動式クレーン運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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