移動式クレーンの油圧装置の保守に関する次のAからDの記述について、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)の…
原動機及び電気に関する知識 第17問
移動式クレーンの油圧装置の保守に関する次のAからDの記述について、適切でないもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 油圧ポンプの点検項目としては、ポンプを停止した状態での異音及び発熱の有無、接合部及びシール部の油漏れの有無の検査などが挙げられる。B 油圧配管系統の分解整備後、配管内に空気が残った場合は、ポンプの焼付きを防止するため、油圧ポンプを全負荷運転し配管内の空気を除去する。C 油圧配管系統の接続部は、特に緩みやすいので、圧油の漏れの有無を毎日点検する。D フィルタエレメントの洗浄は、一般的には、溶剤を含ませたブラシで異物を払い落とし、エレメントの外側から内側へ圧縮空気で吹く。
- (1)A,B,C
- (2)A,B,D
- (3)A,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (2)
正答は (2)。A,B,D が適切でありません。
【Aの誤り】
油圧ポンプの異音や発熱は、運転中でなければ分からない
「ポンプを停止した状態での異音及び発熱の有無」を調べる点検はありえません。油漏れは止まっていても見られますが、異音と発熱は動かしているときの症状です。
【Bの誤り】
配管内の空気は、無負荷運転で除去する
全負荷運転をすると、残った空気が圧縮されて高温になり(ディーゼリング)、かえってポンプや作動油を傷めます。
【Dの誤り】
エレメントの洗浄は、溶剤に長時間浸した後にブラシ洗いをして、内側から外側へ圧縮空気で吹く
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油はふだん外側から内側へ流れるので、汚れは外側の面に付きます。外から吹くと、汚れを目の奥へ押し込むことになります。
【Cが適切なわけ】
配管系統の接続部は特に緩みやすいので、圧油の漏れの有無を毎日点検する
移動式クレーンは現場を走り回るので、振動も衝撃も受けます。
【エア抜きをする理由】
空気が残ると、圧縮されたり膨らんだりして動きが不安定になる
ジブが小刻みに揺れたり、シリンダがガタつく原因になります。
【無負荷運転で抜けるわけ】
圧力をかけずに油を回せば、空気は泡のままタンクへ戻る
圧力をかけると、空気は油に押し込まれて溶け込み、抜けにくくなります。
【溶剤に浸してからブラシを当てるわけ】
固まった汚れをゆるめてから落とす
いきなりブラシでこすると、エレメントの目をつぶします。
出典:移動式クレーン運転士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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