移動式クレーン運転士免許及び免許証に関するAからEまでの記述について、法令上、正しいもののみを全て挙げた組合せは(1)~…

関係法令 第30問

移動式クレーン運転士免許及び免許証に関するAからEまでの記述について、法令上、正しいもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 免許に係る業務に従事するときは、当該業務に係る免許証を携帯しなければならない。ただし、屋外作業等、作業の性質上、免許証を滅失するおそれのある業務に従事するときは、免許証に代えてその写しを携帯することで差し支えない。B 免許に係る業務に現に就いている者は、免許証を滅失したときは、免許証の再交付を受けなければならない。ただし、当該免許証の写し及び事業者による当該免許証の所持を証明する書面を携帯するときは、この限りでない。C 故意により、免許に係る業務について重大な事故を発生させたときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。D 免許の取消しの処分を受けた者は、遅滞なく、免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還しなければならない。ただし、当該免許証に移動式クレーン運転士免許と異なる種類の免許に係る事項が記載され、かつ、当該免許に係る業務に現に就いているときは、この限りでない。E 労働安全衛生法違反により免許を取り消され、その取消しの日から起算して1年を経過しない者は、免許を受けることができない。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのはCとEです。 【A 誤り】Aの「写しを携帯することで差し支えない」は誤りです。 「当該業務に従事するときは、これに係る免許証その他その資格を証する書面を携帯していなければならない」(労働安全衛生法第61条第3項) 条文は免許証そのものの携帯を求めており、写しで代えてよいとは書かれていません。屋外作業だから、滅失のおそれがあるから、といったもっともらしい理由が添えられていますが、条文にない例外です。 この「ただし書き」を勝手に付け足す作り方は、この論点で毎回使われています。条文にない例外が書かれていないか、という目で読むと見抜けます。
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【B 誤り】免許証を滅失したときは再交付を受けなければなりません。「写しと事業者の証明書面を携帯すればこの限りでない」という例外は条文にありません(安衛則第67条第1項)。 【C 正しい】故意による重大事故は取消し又は効力停止の対象です(安衛法第74条第2項第1号)。 【D 誤り】返還そのものに例外はありません。「異なる種類の免許に係る事項が記載され、その業務に現に就いているときはこの限りでない」という但し書きは条文にありません。 安衛則第68条第2項は、返還を受けた局長が取消しに係る事項を抹消して再交付する、と定めています。つまりいったん返還したうえで、残る免許の分を作り直して返すという扱いです。 【E 正しい】取消しの日から1年を経過しない者は免許を受けられません。 この回はA・B・Dの3つに、いずれも条文にない但し書きが付けられています。「ただし〜この限りでない」を見たら疑ってください。 移動式クレーン運転士免許・免許証の要点 携帯 業務に従事するときは免許証そのものを携帯しなければならない。 「屋外作業だから写しで差し支えない」という例外はない (労働安全衛生法第61条第3項) 取消し・効力停止(安衛法第74条第2項、安衛則第66条) ・故意又は重大な過失により、重大な事故を発生させたとき ・業務について法令違反があったとき ・免許証を他人に譲渡し、又は貸与したとき など 効力の停止は6月を超えない範囲で期間を定めて行う 欠格 取消しの日から起算して1年を経過しない者には免許を与えない (安衛法第72条第2項第1号) 再交付 滅失・損傷したときは再交付を受けなければならない(安衛則第67条第1項) 書替え 氏名を変更したときは書替えを受けなければならない(同条第2項) 返還 取消しの処分を受けた者は「遅滞なく」、取消しをした 都道府県労働局長に免許証を返還する(安衛則第68条第1項) 「30日以内」ではない 窓口 交付も再交付も書替えも返還も、すべて都道府県労働局長 この論点の誤りは、ほぼ次の4つの型に収まります。 1. 携帯は写しで代用できる → できない 2. 返還は30日以内 → 遅滞なく 3. 再交付・書替えに「〜を携帯するときはこの限りでない」という例外がある → 条文にそんな但し書きはない 4. 欠格期間が1年以外の数字になっている 出典:労働安全衛生法 第61条・第72条・第74条、労働安全衛生規則 第67条・第68条

出典:移動式クレーン運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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