手背に生じた慢性期の熱傷後瘢痕拘縮に対する理学療法として正しいのはどれか。2 つ選べ。…
午前 第40問
手背に生じた慢性期の熱傷後瘢痕拘縮に対する理学療法として正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)圧迫療法
- (2)寒冷療法
- (3)神経筋電気刺激療法
- (4)コックアップ・スプリント
- (5)手指屈曲の関節可動域練習
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。圧迫療法と、手指屈曲の関節可動域練習です。
手背の熱傷の瘢痕は、縮むと手指を伸展位へ引っ張り、MP 関節が過伸展し指が曲がらない拘縮を作ります。慢性期には、瘢痕の盛り上がりと硬さを抑える圧迫療法(圧迫衣や圧迫包帯)と、瘢痕を伸ばす方向、つまり手指屈曲の可動域練習を組み合わせます。
【ほかの選択肢】
(2) 寒冷療法は急性期の炎症や痛みに使う方法で、慢性期の瘢痕拘縮には効果が乏しい。組織の伸張性も下がる 誤り
(3) 神経筋電気刺激療法は筋の再教育・筋力増強が目的で、瘢痕拘縮の治療にはならない 誤り
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(4) コックアップ・スプリントは手関節背屈位を保つ装具。手背の熱傷では MP 関節を屈曲位に保つ装具を用いる 誤り
【手背熱傷の良肢位】
手関節軽度背屈、MP 関節屈曲、IP 関節伸展、母指外転
いわゆる安全肢位(intrinsic plus 肢位)に保ち、側副靱帯が短縮するのを防ぎます。
出典:2023年(令和5年) 理学療法士国家試験 問40(厚生労働省 公表)出典元ページ
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