胃全摘出術後の巨赤芽球性貧血で欠乏する栄養素はどれか。…
午前 第76問
胃全摘出術後の巨赤芽球性貧血で欠乏する栄養素はどれか。
- (1)ニコチン酸
- (2)ビタミンA
- (3)ビタミンB₁
- (4)ビタミンB₁₂
- (5)ビタミンC
正答 (4)
正答は (4)。ビタミン B₁₂ です。
ビタミン B₁₂ は、胃の壁細胞から出る内因子と結びついて、回腸の末端で吸収されます。胃を全部取ると内因子が作られなくなり、B₁₂ が吸収できなくなります。B₁₂ は DNA の合成に必要なため、欠乏すると骨髄で赤血球のもとの細胞がうまく分裂できず、大きな未熟な赤芽球(巨赤芽球)が増えて貧血になります。体内の貯えがあるため、貧血は術後数年たってから現れるのが特徴です。
【ほかの選択肢】
(1) ニコチン酸の欠乏はペラグラ(皮膚炎・下痢・認知症) 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) ビタミン A の欠乏は夜盲症 誤り
(3) ビタミン B₁ の欠乏は脚気、Wernicke 脳症 誤り
(5) ビタミン C の欠乏は壊血病 誤り
【巨赤芽球性貧血の原因】
ビタミン B₁₂ の欠乏(胃切除、悪性貧血)と葉酸の欠乏
B₁₂ の欠乏では、貧血に加えて亜急性連合性脊髄変性症などの神経症状が出ることがあります。
出典:2023年(令和5年) 理学療法士国家試験 問76(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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