次の記述は、開口面アンテナの測定における放射電磁界の領域について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合…
無線工学B 無線工学B A-20
次の記述は、開口面アンテナの測定における放射電磁界の領域について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) アンテナにごく接近した[A]領域では、静電界や誘導電磁界が優勢であるが、アンテナからの距離が離れるにつれてこれらの電磁界成分よりも放射電磁界成分が大きくなってくる。(2) 放射電磁界成分が優勢な領域を放射界領域といい、放射近傍界領域と放射遠方界領域の二つの領域に分けられる。二つの領域のうち放射[B]領域は、放射エネルギーの角度に対する分布がアンテナからの距離によって変化する領域で、この領域において、アンテナの[B]の測定が行われる。(3) アンテナの放射特性は、[C]によって定義されているので、[B]の測定で得られたデータを用いて計算により[C]の特性を間接的に求める。
- (1)A: リアクティブ近傍界 B: 近傍界 C: 放射遠方界
- (2)A: リアクティブ近傍界 B: 遠方界 C: 誘導電磁界
- (3)A: リアクティブ近傍界 B: 近傍界 C: 誘導電磁界
- (4)A: フレネル B: 近傍界 C: 放射遠方界
- (5)A: フレネル B: 遠方界 C: 誘導電磁界
正答 (1)
正答は (1)。ごく近くはリアクティブ近傍界、放射近傍界で近傍界の測定を行い、計算で放射遠方界の特性を求めます。
リアクティブ近傍界領域 アンテナのすぐ近くで、静電界や誘導電磁界が優勢な領域
放射近傍界領域 放射電磁界が優勢だが、放射エネルギーの角度分布が距離によって変わる領域(フレネル領域)。ここで近傍界測定を行います
放射遠方界領域 角度分布が距離によらない領域(フラウンホーファ領域)
アンテナの放射特性(指向性・利得など)は放射遠方界で定義されているので、近傍界の測定データから計算(変換)で遠方界の特性を求めます。
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【ほかの選択肢】
(4) (5) A のフレネル領域は放射近傍界のことで、ごく近くの領域ではありません 誤り
(2) (5) 放射エネルギーの角度分布が距離で変わるのは近傍界です 誤り
(2) (3) (5) 放射特性は誘導電磁界ではなく放射遠方界で定義されます 誤り
出典:2026年(令和8年)1月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B A-20(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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