次の記述は、図に示すように、無損失給電線の終端から 𝑙〔m〕の距離にある入力端から負荷側を見たインピーダンス 𝑍〔Ω〕に…
無線工学B 無線工学B B-2 エ
次の記述は、図に示すように、無損失給電線の終端から 𝑙〔m〕の距離にある入力端から負荷側を見たインピーダンス 𝑍〔Ω〕について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。ただし、終端における電圧を 𝑉r〔V〕、電流を𝐼r〔A〕、負荷インピーダンスを 𝑍r〔Ω〕とし、無損失給電線の特性インピーダンスを 𝑍0〔Ω〕、位相定数を 𝛽〔rad/m〕、波長を 𝜆〔m〕とすれば、入力端における電圧 𝑉と電流 𝐼 は、次式で表されるものとする。𝑉 = 𝑉r cos 𝛽𝑙+ 𝑗𝑍0𝐼r sin 𝛽𝑙 〔V〕𝐼 = 𝐼r cos 𝛽𝑙+ 𝑗(𝑉r/𝑍0) sin 𝛽𝑙 〔A〕(1) 𝑍 は 𝑉と 𝐼 から 𝑍 =[ア]〔Ω〕で表される。𝑍r = 𝑍0 のとき、任意の𝑙 に対して入力インピーダンスは変化[イ]。(2) 終端が開放されているとき、𝑍r は[ウ]〔Ω〕となり、𝑍 は[エ]〔Ω〕となる。𝑍 は 𝑙 の増加に伴って、容量性と誘導性を繰り返す。 𝑙 =[オ]〔m〕( n は整数)のとき、並列共振となり、𝑍 は∞となる。[エ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)しない
- (2)𝑍0 ((𝑍0+𝑗𝑍rtan𝛽𝑙)/(𝑍r+𝑗𝑍0tan𝛽𝑙))
- (3)−𝑗𝑍0 cot𝛽𝑙
- (4)∞
- (5)((2𝑛+1)λ)/4
- (6)する
- (7)𝑍0 ((𝑍r+𝑗𝑍0tan𝛽𝑙)/(𝑍0+𝑗𝑍rtan𝛽𝑙))
- (8)𝑗𝑍0 tan 𝛽𝑙
- (9)0
- (10)𝑛𝜆/2
正答 (3)
正答は (3)。アの式で Zr→∞ とすると Z=Z0×Zr/(jZrtanβl)=-jZ0cotβl です。
Zr が非常に大きいと、分子は Zr、分母は jZrtanβl とみなせるので
Z=Z0/(j tanβl)=-jZ0cotβl〔Ω〕
l が λ/4 より短い範囲では cotβl>0 で Z は容量性、λ/4〜λ/2 では誘導性になり、l の増加とともにこれを繰り返します。
【紛らわしい語】
(8) jZ0tanβl 終端を短絡したときの入力インピーダンスです
出典:2026年(令和8年)1月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B B-2 エ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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