次の記述は、図に示す折返し半波長ダイポールアンテナを半波長ダイポールアンテナと比べたときの特徴について述べたものである。…
無線工学B 無線工学B A-10
次の記述は、図に示す折返し半波長ダイポールアンテナを半波長ダイポールアンテナと比べたときの特徴について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、2 本の素子(導線)は同じ太さ及び材質で、きわめて接近して平行であるものとする。また、アンテナの電流分布は、正弦波状とする。(1) 2 本の素子の長さが1/2 波長であるので、両素子の電流分布は、半波長ダイポールアンテナと同じ振幅、位相で、向きが等しい分布となる。利得はほぼ同じであるが、入力インピーダンスは約[A]倍、アンテナの実効長は約[B]倍になる。(2) 半波長ダイポールアンテナより[C]であり、また、平行二線式給電線との整合がしやすくなる。
- (1)A: 2 B: 3 C: 狭帯域
- (2)A: 2 B: 2 C: 狭帯域
- (3)A: 4 B: 3 C: 広帯域
- (4)A: 4 B: 2 C: 狭帯域
- (5)A: 4 B: 2 C: 広帯域
正答 (5)
正答は (5)。折返し半波長ダイポールは、入力インピーダンスが約4倍、実効長が約2倍で、半波長ダイポールより広帯域です。
2本の素子に同じ向き・同じ大きさの電流 I が流れるので、給電点の電流 I に対して、全体では 2I が流れたのと同じ放射になります。
放射電力 P=(2I)²Rr=I²×(4Rr)
入力インピーダンス≒4×73≒292〔Ω〕(約300Ω)
実効長も電流が2倍に効くので約2倍(2λ/π)です。素子が実質的に太くなったのと同じで、半波長ダイポールより広帯域になり、300Ωの平行二線式給電線と整合しやすくなります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) (2) 入力インピーダンスは約2倍ではなく約4倍です 誤り
(1) (3) 実効長は約3倍ではなく約2倍です 誤り
(1) (2) (4) 狭帯域ではなく広帯域です 誤り
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学B A-10(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学B」のほかの問題
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B A-11次の記述は、図に示すディスコーンアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B A-18周囲温度が17〔℃〕のとき、給電系を含めたアンテナ系の雑音温度を測定して190〔K〕の値
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B B-1 オ次の記述は、微小ダイポールの実効面積について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B B-3 イ次の記述は、基本的な八木・宇田アンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B B-4 エ次の記述は、自由空間内におけるアンテナの放射電界強度の計算式の誘導について述べたものであ
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B A-2比誘電率が9 で、比透磁率が1 の均一な媒質中における平面波の位相速度の値として、最も近
スポンサーリンク


