次の記述は、地球局を構成する装置について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。…

無線工学A 無線工学A 〔12〕

次の記述は、地球局を構成する装置について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 一般的に衛星通信における伝送距離は、地上マイクロ波方式に比べて極めて長くなるため、地球局装置には、アンテナ利得の増大、送信出力の増大、受信雑音温度の[A]などが必要であり、受信装置の低雑音増幅器にはHEMT(High Electron Mobility Transistor)などが用いられている。(2) 衛星通信用アンテナとして用いられるカセグレンアンテナの特徴は、一般的なパラボラアンテナと異なり、一次放射器が[B]側にあるので、[C]の長さが短くてすむため損失が少なく、かつ、側面、背面への漏れ電波が少ない。

正答 (4)
正答は (4)。 【結論】 A 低減  衛星からの電波は極めて弱いので、受信装置の雑音温度を下げて雑音を小さくします。アンテナの利得 G と受信系の雑音温度 T の比(G/T)が大きいほど、受信の性能がよくなります。低雑音増幅器には HEMT などの雑音の少ない素子を使います B 主反射鏡  カセグレンアンテナでは、一次放射器を主反射鏡の側(中央付近)に置き、副反射鏡(回転双曲面)で反射させてから主反射鏡(回転放物面)に当てます C 給電用導波管  一次放射器が主反射鏡の側にあるので、送受信装置までの給電用導波管を短くでき、損失が少なくなります。また、副反射鏡からはみ出した電波は主に空の方向へ向かうので、側面や背面への漏れも少なくなります
解説の続きをみる続きを閉じる
【誤りの選択肢】 (1) (2) (3) 受信雑音温度は下げる(低減する)必要があります。増大させると受信の性能が落ちます (2) (3) (5) 副反射鏡の側に一次放射器があるのではなく、副反射鏡は一次放射器からの電波を主反射鏡へ返す役目です (3) (5) 副反射鏡の支持柱の長さは、給電の損失とは関係しません 【見分け方】 ふつうのパラボラアンテナは一次放射器を焦点(反射鏡の前方)に置くので、給電線が長くなります。カセグレンアンテナは反射鏡を2枚使うことで、一次放射器を主反射鏡の側に置けるのが特徴です。

出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔12〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「無線工学A」のほかの問題

  1. 2025年(令和7年)10月期 無線工学A 〔11〕次の記述は、デジタル無線回線における伝送特性の補償について述べたものである。[  ]内に
  2. 2025年(令和7年)10月期 無線工学A 〔22〕次の記述は、リチウムイオン蓄電池について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正
  3. 2026年(令和8年)6月期 無線工学A 〔10〕図は、BPSK 信号に対して遅延検波を適用した復調器の原理的構成例である。[  ]内に入
  4. 2026年(令和8年)6月期 無線工学A 〔21〕次の記述は、陸上の移動体通信の電波伝搬特性について述べたものである。[  ]内に入れるべ
  5. 2026年(令和8年)10月期 無線工学A 〔7〕次の記述は、図に示すFET について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい
  6. 2026年(令和8年)10月期 無線工学A 〔18〕次の記述は、垂直偏波で用いる一般的なコーリニアアレーアンテナについて述べたものである。こ

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク