図は、PLL による直接FM(F3E)方式の変調器の原理的な構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい…
無線工学A 無線工学A 〔11〕
図は、PLL による直接FM(F3E)方式の変調器の原理的な構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
- (1)A: 位相比較器(PC) B: 緩衝増幅器
- (2)A: 位相比較器(PC) B: 電圧制御発振器(VCO)
- (3)A: 位相比較器(PC) B: 周波数弁別器
- (4)A: 周波数逓倍器 B: 緩衝増幅器
- (5)A: 周波数逓倍器 B: 電圧制御発振器(VCO)
正答 (2)
正答は (2)。
【結論】
図は PLL(位相同期ループ)を使って、水晶発振器の安定度で中心周波数を保つ FM 変調器です。
A 位相比較器(PC) 水晶発振器の基準信号と、帰還してきた出力の位相を比べ、差に応じた電圧を出します
B 電圧制御発振器(VCO) 低域フィルタを通した制御電圧に音声信号を加えて VCO に加えると、音声に応じて発振周波数が変わり、FM 波が得られます。VCO の出力の一部は A に戻されます
LPF の時定数を大きくして、ループが音声のような速い変化には追従せず、周波数のゆっくりしたずれだけを補正するようにします。これで、音声による周波数の変化を残したまま、中心周波数が安定します。
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【誤りの選択肢】
(1) (4) 緩衝増幅器は、発振器と次の段の間に入れて負荷の影響を防ぐ増幅器です。周波数を変える働きはありません
(3) 周波数弁別器は、周波数の変化を電圧の変化に変える FM の復調用の回路です
(4) (5) 周波数逓倍器は周波数を整数倍にする回路で、基準信号と出力の位相を比べることはできません
出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔11〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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