図に示すマイクロ波回線において、A 局から送信機出力電力0.5〔W〕で送信したときのB 局の受信機入力電力の値として、最…
無線工学B 無線工学B 〔20〕
図に示すマイクロ波回線において、A 局から送信機出力電力0.5〔W〕で送信したときのB 局の受信機入力電力の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、自由空間基本伝送損失を132〔dB〕、送信及び受信アンテナの絶対利得をそれぞれ39〔dB〕、送信及び受信帯域フィルタ(BPF)の損失をそれぞれ1〔dB〕、送信及び受信給電線の長さをそれぞれ20〔m〕とし、給電線損失を0.2〔dB/m〕とする。また、log₁₀2 = 0.3 とする。
- (1)-31〔dBm〕
- (2)-34〔dBm〕
- (3)-37〔dBm〕
- (4)-40〔dBm〕
- (5)-43〔dBm〕
正答 (3)
正答は (3)。
【結論】
送信機の出力を dBm に直します。0.5W=500mW で、500=1,000÷2 なので
10 × log₁₀500 = 10 × (3 - 0.3) = 27〔dBm〕
図の経路に沿って、利得を足し、損失を引きます。
給電線の損失(片側) = 20〔m〕 × 0.2〔dB/m〕 = 4〔dB〕
利得の合計 = 39 + 39 = 78〔dB〕
損失の合計 = 132(自由空間) + 1 + 1(BPF) + 4 + 4(給電線) = 142〔dB〕
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受信機の入力電力は
27 + 78 - 142 = -37〔dBm〕
【誤りの選択肢】
(1) (2) 損失を実際より少なく数えたときの値です。給電線の損失 4dB と BPF の損失 1dB は、送信側と受信側の両方にあります
(4) (5) 損失を実際より多く数えたときの値です
【覚え方】
回線の計算は「送信電力〔dBm〕+アンテナ利得-各損失」です。W は mW に直してから dBm にします(1W=30dBm、0.5W=27dBm)。
出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学B 〔20〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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