次の記述は、パルスレーダーの受信機に用いられる回路について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下…

無線工学B 無線工学B 〔15〕

次の記述は、パルスレーダーの受信機に用いられる回路について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 近距離からの強い反射波があると、PPI 表示の表示部の中心付近が明るくなり過ぎて、近くの物標が見えなくなる。このとき、STC 回路により近距離からの強い反射波に対しては感度を[A]、遠距離になるにつれて感度を[B]て、近距離にある物標を探知しやすくすることができる。(2) 雨や雪などからの反射波によって、物標の識別が困難になることがある。このとき、FTC 回路により検波後の出力を[C]して、物標を際立たせることができる。

正答 (1)
正答は (1)。 【結論】  A・B STC(Sensitivity Time Control)回路は、パルスを送信した直後、つまり近距離からの強い反射波に対しては受信感度を下げ(悪くし)、時間がたって遠距離になるにつれて感度を上げ(良くし)ます。これで PPI 表示の中心付近が明るくなり過ぎるのを防ぎ、近くの物標を見やすくします  C FTC(Fast Time Constant)回路は、検波後の出力を微分します。雨や雪による反射は時間的に長く続くので、微分すると平らな部分が小さくなり、物標の反射の立ち上がりが際立ちます
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したがって「下げ・上げ・微分」の (1) です。 【誤りの選択肢】 (3) (4) (5) 近距離の強い反射波に対して感度を上げると、中心付近はさらに明るくなります。近距離で下げ、遠距離で上げます (2) (5) 積分すると波形がなまり、物標の立ち上がりは際立ちません (3) 出力を反転しても、雨や雪の反射と物標を見分けることはできません 【覚え方】 STC は「海面反射(近距離)」、FTC は「雨雪反射(微分)」と組にして覚えます。

出典:2025年(令和7年)10月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学B 〔15〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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