次の記述は、直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下…
無線工学A 無線工学A 〔11〕
次の記述は、直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) OFDM 伝送方式では、高速の伝送データを複数の低速なデータ列に分割し、複数のサブキャリアを用いて並列伝送を行うことにより、単一キャリアのみを用いて送る方式に比べ、シンボル長が[A]なり、遅延波の影響を軽減できる。(2) また、[B]を挿入することにより、マルチパス遅延波が希望波に重なっても、[B]長が遅延波の遅延時間よりも[C]、マルチパス遅延波の干渉を効率よく回避できる。
- (1)A: 短く B: ガードインターバル C: 長ければ
- (2)A: 短く B: ガードインターバル C: 短ければ
- (3)A: 短く B: ガードバンド C: 短ければ
- (4)A: 長く B: ガードインターバル C: 長ければ
- (5)A: 長く B: ガードバンド C: 短ければ
正答 (4)
正答は (4)。
【結論】
A データを多数のサブキャリアに分けて並列に送るので、1本あたりの伝送速度が下がり、シンボル長が長くなります(長く)。遅延波の遅れがシンボル長に比べて相対的に小さくなるので、遅延波の影響を軽減できます
B シンボルの前に、シンボルの後ろの部分を写して付け足した区間がガードインターバルです
C ガードインターバル長が遅延波の遅延時間よりも長ければ、遅延波による前のシンボルからの干渉(符号間干渉)をガードインターバルの中に収め、取り除けます(長ければ)
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【誤りの選択肢】
(1) (2) (3) 並列に分けると、シンボル長は短くではなく長くなります
(3) (5) ガードバンドは、隣り合うチャネルの周波数が重ならないように設ける周波数のすき間です。時間軸の遅延波対策にはなりません
(2) (3) (5) ガードインターバル長が遅延時間より短いと、遅延波がはみ出して干渉します
【関連する知識】
ガードインターバルは信号の一部を繰り返して送る区間なので、長くするほど遅延波には強くなりますが、伝送効率は下がります。地上デジタルテレビ放送や無線LANなどでOFDMが使われています。
出典:2026年(令和8年)6月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔11〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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