発現蛋白の機能亢進により発がん性を発揮するのはどれか。…
午後 第10問
発現蛋白の機能亢進により発がん性を発揮するのはどれか。
- (1)APC
- (2)BRCA1
- (3)MYC
- (4)RB1
- (5)TP53
正答 (3)
正答は (3)。発現蛋白の機能亢進で発がん性を発揮するのは MYC です。
がん遺伝子は、細胞の増殖を進める遺伝子で、変異や増幅、転座で働きが強まりすぎる(機能亢進)と、がんを起こします。MYC は細胞の増殖に関わる転写因子の遺伝子で、Burkitt リンパ腫のt(8;14) 転座や、神経芽腫での N-MYC の増幅などが知られています。片方の対立遺伝子の異常だけで働きます(優性に働く)。
【ほかの選択肢】
(1) APC (2) BRCA1 (4) RB1 (5) TP53 どれもがん抑制遺伝子で、両方の対立遺伝子の働きが失われる(機能喪失)ことで発がんにつながります。APC は家族性大腸腺腫症、BRCA1は遺伝性乳がん卵巣がん症候群、RB1は網膜芽細胞腫、TP53は Li-Fraumeni 症候群の原因遺伝子です 誤り
【ポイント】
がん遺伝子(アクセル):RAS、MYC、HER2、ABL などがん抑制遺伝子(ブレーキ):TP53、RB1、APC、BRCA1/2 など
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問10(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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