PCR 法で正しいのはどれか。…
午後 第8問
PCR 法で正しいのはどれか。
- (1)Tm 値が低いと特異性が高くなる。
- (2)プライマー濃度は10μM 以上にする。
- (3)増幅しにくい場合にはアニーリング温度を上げる。
- (4)プライマーの塩基配列はGC 含有量を20%前後にする。
- (5)アニーリング温度はプライマーのTm 値以下に設定する。
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはこれです。
PCR のアニーリングは、温度を下げて、プライマーを鋳型のDNA に結合させる段階です。温度がプライマーの Tm 値(半分の二本鎖が解離する温度)より高いとプライマーが結合しにくくなるので、Tm 値より少し低い温度(数℃低め)に設定します。
【ほかの選択肢】
(1) Tm 値が低いと特異性が高くなる Tm 値の低いプライマーは低い温度でアニーリングすることになり、少し違う配列にも結合しやすくなるので、特異性は下がります 誤り
(2) プライマー濃度は10 µM 以上にする 反応液の中のプライマーは、ふつう0.1〜1 µM 程度にします。多すぎるとプライマーどうしの結合(プライマーダイマー)や非特異的な増幅が増えます 誤り
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(3) 増幅しにくい場合にはアニーリング温度を上げる 温度を上げるとプライマーがさらに結合しにくくなります。増えにくいときは温度を少し下げます(特異性を上げたいときに上げます) 誤り
(4) GC 含有量を20%前後にする ふつう40〜60%程度にします。GC が少なすぎると Tm 値が低くなり、特異性が下がります 誤り
出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問8(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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