薬剤感受性検査でスキップ現象が認められたため再検査を行った。初回と再検査の微量液体希釈法の結果(別冊No. 14)を別に…
午後 第68問
薬剤感受性検査でスキップ現象が認められたため再検査を行った。初回と再検査の微量液体希釈法の結果(別冊No. 14)を別に示す。最小発育阻止濃度〈MIC 値〉[μg/mL]はどれか。
- (1)0.5
- (2)1
- (3)4
- (4)8
- (5)>8
正答 (4)
正答は (4)。MIC 値は8 μg/mL です。
【結果の見方】
初回:0.06〜0.25 μg/mL は発育、0.5と1 μg/mL は非発育、2と4 μg/mL で
また発育し、8 μg/mL で非発育になっています。低い濃度で発育が止まったのに、それより高い濃度で発育している「スキップ現象」で、判定できません。
再検査:0.06〜4 μg/mL のすべてで発育し、8 μg/mL で初めて
非発育になっています。
MIC(最小発育阻止濃度)は、菌の発育が見られなくなる最も低い抗菌薬の濃度です。再検査では、発育が連続して続いた後、8 μg/mL で初めて発育が止まっているので、MIC は8 μg/mL です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 0.5 (2) 1 初回で非発育だった濃度ですが、それより高い濃度で発育があり(スキップ)、再検査でも発育しているので、MIC とはいえません 誤り
(3) 4 再検査でも発育があるので、発育を阻止できていません 誤り
(5) >8 8 μg/mL で発育が止まっているので、「8より大きい」にはなりません。>8は、最も高い濃度でも発育したときの表し方です 誤り
【ポイント】
スキップ現象の原因には、菌液の量のむら、分注の誤り、混入した菌、薬の濃度の誤りなどがあり、再検査で確かめます。
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問68(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午後」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第69問市中肺炎が疑われた患者の喀痰のGram 染色標本(別冊No. 15)を別に示す。分離菌は
- 2024年(令和6年) 第2問病原体と染色法の組合せで正しいのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第34問必須アミノ酸はどれか。
- 2024年(令和6年) 第67問3 種類の濃度のADP を用いた血小板凝集能検査(透過光法)の結果(別冊No. 14)を
- 2024年(令和6年) 第100問分光光度計から得られる吸光度で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第33問酵素とその分類の組合せで正しいのはどれか。
スポンサーリンク


