DNA シークエンサーの原理(Sanger 法)について誤っているのはどれか。…
午後 第96問
DNA シークエンサーの原理(Sanger 法)について誤っているのはどれか。
- (1)塩基欠失を検出できる。
- (2)ダイターミネーター法が用いられる。
- (3)ddNTP とdNTP を混ぜてPCR を行う。
- (4)電気泳動ではDNA 断片が短いほど早く流れる。
- (5)ddNTP がDNA 合成反応に取り込まれてもDNA 伸長は継続する。
正答 (5)
正答は (5)。誤っているのはこれです。
Sanger 法(ジデオキシ法)では、DNA を合成する材料の dNTP に、少量のddNTP(ジデオキシヌクレオチド)を混ぜておきます。ddNTP は糖の3′位に水酸基(OH)がないので、ddNTP が取り込まれると次のヌクレオチドをつなげられず、DNA の伸長はそこで止まります。この「止まった位置」の違う断片を長さの順に並べて、塩基の並びを読み取るのが原理です。「伸長は継続する」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 塩基欠失を検出できる 塩基の並びを1つずつ読むので、置換だけでなく、塩基の欠失や挿入も検出できます 正しい
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(2) ダイターミネーター法が用いられる 4種類の ddNTP にそれぞれ違う色の蛍光色素を付ける方法で、いまの自動シークエンサーの主流です 正しい
(3) ddNTP と dNTP を混ぜて PCR を行う 熱変性・アニーリング・伸長を繰り返すサイクルシークエンス反応で、PCR と同じ温度サイクルで反応させます(プライマーは1種類です) 正しい
(4) 電気泳動では DNA 断片が短いほど早く流れる キャピラリー電気泳動では、短い断片ほど速く移動して先に検出されます 正しい
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問96(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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