凝固反応でリン脂質を必要とするのはどれか。2 つ選べ。…
午後 第62問
凝固反応でリン脂質を必要とするのはどれか。2 つ選べ。
- (1)第Ⅹ因子活性化
- (2)第Ⅺ因子活性化
- (3)フィブリン安定化
- (4)プロトロンビン活性化
- (5)プレカリクレイン活性化
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。リン脂質を必要とするのはこの2つです。
凝固の反応のうち、酵素と補因子が集まって働く複合体の反応は、活性化した血小板などの膜のリン脂質(ホスファチジルセリン)の上で、カルシウムイオンを介して進みます。
(1) 第Ⅹ因子の活性化:内因系では第Ⅸa 因子と第Ⅷa 因子、外因系では
第Ⅶa 因子と組織因子が、リン脂質の上で第Ⅹ因子を活性化します(テナーゼ複合体)。
(4) プロトロンビンの活性化:第Ⅹa 因子と第Ⅴa 因子がリン脂質の上で
プロトロンビンをトロンビンに変えます(プロトロンビナーゼ複合体)。
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【ほかの選択肢】
(2) 第Ⅺ因子活性化 接触相の反応で、第XIIa 因子が第Ⅺ因子を活性化します。リン脂質は必要ありません 誤り
(3) フィブリン安定化 トロンビンで活性化された第XIIIa 因子がフィブリンを架橋する反応で、リン脂質は必要ありません 誤り
(5) プレカリクレイン活性化 接触相の反応で、第XIIa 因子がプレカリクレインをカリクレインにします。リン脂質は必要ありません 誤り
【関連する知識】
APTT や PT の試薬にリン脂質が入っているのはこのためです。
ループスアンチコアグラントはリン脂質に依存する反応を妨げ、APTT を延長させます。
出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問62(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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