Michaelis-Menten の式について正しいのはどれか。2 つ選べ。…
午前 第32問
Michaelis-Menten の式について正しいのはどれか。2 つ選べ。ただし、[S]は基質濃度、Vmax は最大反応速度、Km はMichaelis 定数とする。
- (1)Km 値<<[S]のとき1 次反応に近似する。
- (2)初速度法による[S]測定は0 次反応領域で行う。
- (3)Km 値が大きいほど酵素と基質の親和性は大きい。
- (4)Km 値は反応速度がVmax の1/2 を示す[S]である。
- (5)終点分析法による[S]測定にはVmax が大きい酵素を使用する。
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。正しいのはこの2つです。
Michaelis-Menten の式は、v = Vmax・[S] ÷(Km + [S])です。
(4) [S] = Km を代入すると、v = Vmax・Km ÷ 2Km = Vmax/2 になります。つまり Km は、反応速度が Vmax の半分になる基質濃度です
(5) 終点分析法では、基質をすべて反応させきって、生成物の量から基質の量を求めます。短い時間で反応を終わらせるため、Vmax が大きく(Km が小さく)、十分な量の酵素を使います
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【ほかの選択肢】
(1) Km ≪ [S] のとき1次反応に近似する [S] が Km よりずっと大きいと、分母は [S] とみなせて v ≒ Vmax になり、基質濃度によらない0次反応になります 誤り
(2) 初速度法による [S] 測定は0次反応領域で行う 基質濃度を初速度で測るときは、速度が [S] に比例する1次反応の領域([S] ≪ Km)で行います。0次反応の領域は、酵素の活性を測るときの条件です 誤り
(3) Km 値が大きいほど親和性は大きい Km が大きいほど、Vmax の半分の速度を出すのに多くの基質が必要で、親和性は小さいことになります 誤り
【まとめ】
酵素活性の測定 → 基質を十分に多く(0次反応)
基質濃度の測定 → 初速度法は1次反応の領域、
終点法は反応を完全に終わらせる
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問32(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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