H-E 染色標本(別冊No. 9A)とパラフィンブロックの肉眼写真(別冊No. 9B)を別に示す。H-E 染色標本にみら…

午前 第47問

H-E 染色標本(別冊No. 9A)とパラフィンブロックの肉眼写真(別冊No. 9B)を別に示す。H-E 染色標本にみられる問題の原因はどれか。

臨床検査技師 2023年(令和5年) 第47問の写真
正答 (3)
正答は (3)。原因は薄切の面出し不足です。 【写真の見方】 H-E 染色標本(A)では、組織の切片の中央が大きく欠け、まわりの部分しか切れていません。パラフィンブロック(B)を見ると、表面のうち、まわりの黒っぽい組織は削り出されていますが、中央に白っぽく光るパラフィンの層が残り、組織がまだ表面に出ていません。 薄切の前の「面出し(荒削り)」では、組織の面全体がブロックの表面にそろって出るまで削ります。それが足りないと、中央の組織が切れず、標本に欠けた部分が出ます。包埋のときに組織が平らに沈んでいなかった場合にも起こりやすくなります。
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【ほかの選択肢】 (1) ホルマリン固定不足 組織の中心部の染まりが悪くなったり、核の形が崩れたりします。組織がまったく切れない形にはなりません 誤り (2) パラフィン浸透不足 組織が柔らかく崩れたり、切片に穴やひびができたりします。ブロックの表面にパラフィンの層が残る所見とは違います 誤り (4) 切片の伸展不足 切片にしわや折れ目が残ります 誤り (5) 染色時の切片剝離 スライドガラスから切片が剝がれて欠けますが、ブロックの面に組織が出ていない所見は説明できません 誤り

出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問47(厚生労働省 公表)出典元ページ

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