血液塗抹標本の染色法について誤っているのはどれか。…
午前 第60問
血液塗抹標本の染色法について誤っているのはどれか。
- (1)正常赤芽球はPAS 染色で陰性となる。
- (2)鉄染色は鉄芽球性貧血の診断に有用である。
- (3)May-Giemsa 染色は細胞形態の観察に適する。
- (4)成熟好中球はペルオキシダーゼ染色で陽性となる。
- (5)特異的エステラーゼ染色はフッ化ナトリウムで阻害される。
正答 (5)
正答は (5)。誤っているのはこれです。
特異的エステラーゼ(ナフトール AS-D クロロアセテートエステラーゼ)は、好中球系の細胞に陽性になる酵素で、フッ化ナトリウム(NaF)では阻害されません。NaF で阻害されるのは、単球系の細胞に陽性になる非特異的エステラーゼ(α-ナフチルブチレートエステラーゼなど)です。この性質を使って、単球系の細胞かどうかを見分けます。
【ほかの選択肢】
(1) 正常赤芽球は PAS 染色で陰性となる 正常な赤芽球は陰性です。赤白血病や骨髄異形成症候群などの異常な赤芽球で陽性になることがあります 正しい
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(2) 鉄染色は鉄芽球性貧血の診断に有用である 鉄の顆粒が核の周りを取り囲む環状鉄芽球を確認できます 正しい
(3) May-Giemsa 染色は細胞形態の観察に適する 核と細胞質、顆粒を染め分ける普通染色で、血球の形態を観察する基本の染色です 正しい
(4) 成熟好中球はペルオキシダーゼ染色で陽性となる 好中球の顆粒にはミエロペルオキシダーゼがあり、陽性になります。急性骨髄性白血病とリンパ性白血病の区別にも使います 正しい
出典:2023年(令和5年) 臨床検査技師国家試験 問60(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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