次のうち,E精神保健福祉士が担っている役割として,正しいものを1 つ選びなさい。…
精神保健福祉制度論 第47問
〔事例〕Aさん(40 歳,男性)はB県C市に在住し,5 年前に父親の会社を継ぎ,Aさんを含む社員5 名で製造業を営んでいた。Aさんは独身できょうだいはおらず,両親は既に亡くなっていて交流のある親戚もいない。Aさんは真面目な性格で朝から晩まで仕事をするも,不況のあおりを受けて近年は赤字続きで,自分のせいで会社が潰れてしまうと悩んでいた。最近では食事量が減って,見るからにやつれたAさんの状況を見て社員はとても心配していた。さらに「死んでしまいたい」という発言も多くみられるようになり,社員は精神科受診を勧めた。Aさんは当初受診を拒否していたが,社員らに連れられて渋々D精神科病院を受診した。精神保健指定医である医師は入院治療の必要性を認めたが,Aさんは頑なに入院を拒否した。身寄りもないことからC市長同意による入院の手続が行われた。「精神保健福祉法」に基づきD精神科病院の管理者から選任されたE精神保健福祉士はAさんに自己紹介をして,今後のことなどについて丁寧な説明を行った。次のうち,E精神保健福祉士が担っている役割として,正しいものを1 つ選びなさい。
- (1)精神保健福祉相談員
- (2)退院支援相談員
- (3)相談支援員
- (4)退院後生活環境相談員
- (5)生活支援員
正答 (4)
正答は (4)。正しいのはこれです。
精神科病院の管理者は、医療保護入院者の退院を促進するため、精神保健福祉士などの中から退院後生活環境相談員を選任しなければなりません。退院後生活環境相談員は、入院時に本人や家族等に自己紹介と役割の説明を行い、退院に向けた相談・援助、地域援助事業者の紹介、医療保護入院者退院支援委員会の開催の準備などを行います。2024年4月施行の改正で、措置入院者にも選任することになりました。
【ほかの選択肢】
(1) 精神保健福祉相談員は、精神保健福祉センターや保健所などに
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置かれる職員で、病院の管理者が選任するものではありません。
誤り
(2) 退院支援相談員は、精神科の診療報酬(地域移行機能強化病棟など)
の基準に関わる職名で、精神保健福祉法に基づく選任ではありません。
誤り
(3) 相談支援員は、生活困窮者自立支援制度の自立相談支援事業などの
職名です。 誤り
(5) 生活支援員は、障害福祉サービス事業所などに置かれる職名です。 誤り
出典:精神保健福祉士国家試験 第27回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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