事例を読んで,障害者の所得保障制度に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
社会保障 第54問
事例を読んで,障害者の所得保障制度に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Jさんは,以前休日にオートバイを運転して行楽に出かける途中,誤ってガードレールに衝突する自損事故を起こし,それが原因で,その時から障害基礎年金の1 級相当の障害者となった。現在は30 歳で,自宅で電動車いすを利用して暮らしている。
- (1)Jさんの障害の原因となった事故が17 歳の時のものである場合は,20 歳以降に障害基礎年金を受給できるが,Jさんの所得によっては,その一部又は全部が停止される可能性がある。
- (2)Jさんの障害の原因となった事故が25 歳の時のものであった場合は,年金制度への加入歴が定められた期間に満たないので,障害基礎年金を受給できない。
- (3)Jさんの障害の原因となった事故が雇用労働者であった時のものである場合は,労働者災害補償保険の障害補償給付を受けられる。
- (4)Jさんに未成年の子がある場合は,Jさんは特別障害者手当を受給できる。
- (5)Jさんが障害の原因となった事故を起こした時に,健康保険の被保険者であった場合は,給与の全額に相当する傷病手当金を継続して受給することができる。
正答 (1)
正答は (1)。最も適切なのはこれです。
20歳前に初診日がある傷病による障害は、保険料を納めていなくても、20歳になったときに障害の状態にあれば、障害基礎年金を受けられます(20歳前傷病による障害基礎年金)。ただし、保険料の拠出に基づかない給付のため、本人の所得が一定額を超えると、その額に応じて年金の全部または2分の1が支給停止になります。
【ほかの選択肢】
(2) 25歳の事故なら、初診日の前日に、保険料納付済期間と免除期間を
合わせて加入期間の3分の2以上ある(または直近1年間に未納がない)
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などの保険料納付要件を満たせば受給できます。加入歴が短い
というだけで受けられないわけではありません。 誤り
(3) 事故は休日の行楽中の自損事故で、業務中でも通勤中でも
ありません。雇用労働者であっても労災保険の対象外です。 誤り
(4) 特別障害者手当は、20歳以上で著しく重度の障害があり、
日常生活で常時特別の介護を必要とする在宅の人に支給されます。
子の有無は要件ではありません。 誤り
(5) 傷病手当金の額は、標準報酬日額のおおむね3分の2で、支給期間は
通算1年6か月までです。給与の全額を継続して受けられるわけではありません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第36回(令和5年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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