45 歳の女性。下顎右側第一大臼歯が欠けたことを主訴として来院した。約10 年前に修復処置を受け症状なく経過していたが、…

B問題 第25問

45 歳の女性。下顎右側第一大臼歯が欠けたことを主訴として来院した。約10 年前に修復処置を受け症状なく経過していたが、昨日、食事中に破折したという。歯髄電気診で軽度の閾値低下を認めるが冷温痛はない。診察の結果、IPC 法を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 8A)、エックス線画像(別冊No. 8B)及び覆髄剤貼付直後の写真(別冊No. 8C)を別に示す。使用する材料の略号を表に示す。裏層と封鎖に用いる材料の組合せで正しいのはどれか。3 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第25問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第25問の写真(2/2)
正答 (2)(3)(5)
正答は (2)と(3)と(5)。IPC 法では覆髄剤の上を確実に封鎖します。酸化亜鉛ユージノールセメントの上にコンポジットレジンを直接置かないことが要点です。 【見るところ】 A・B:下顎右側第一大臼歯の修復物の周りに大きなう蝕があり、歯髄に近い深さに達していると読めます。 C:歯髄に近い所の軟化象牙質を一部残し、覆髄剤(水酸化カルシウム製剤)を貼っています。 IPC 法は、深いう蝕で、歯髄に近い感染の少ない軟化象牙質をあえて残し、覆髄剤を置いて封鎖し、数か月待って再石灰化と第三象牙質の形成を促す方法です。封鎖が不完全だと細菌が入るので、裏層と封鎖を確実に行います。
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【ほかの選択肢】 (1) Ez・CR ユージノールがレジンの重合を妨げ、封鎖が不完全になるので 誤り (4) 光 GIC・TC 水硬性仮封セメントは強さが足りず、数か月の確実な封鎖には向かないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問25(厚生労働省 公表)出典元ページ

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