10 歳の女児。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No. 12A)、パノラマエックス線画…
B問題 第42問
10 歳の女児。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No. 12A)、パノラマエックス線画像(別冊No. 12B)、口内法エックス線画像(別冊No. 12C)及び歯科用コーンビームCT(別冊No. 12D)を別に示す。適切な対応はどれか。1 つ選べ。
- (1)経過観察
- (2)Aの抜歯と1の開窓牽引
- (3)Aの抜歯後に1 2の遠心移動
- (4)Aの抜歯後に部分床義歯の装着
- (5)Aと1の抜歯後にブリッジの装着
正答 (2)
正答は (2)。Aの抜歯と1の開窓牽引です。
【見るところ】
口腔内写真(12A)では、上顎左側の中切歯の位置に乳中切歯が残り、上顎左側中切歯は萌出していません。パノラマ(12B)と口内法
エックス線画像(12C)では、上顎左側乳中切歯の根尖側に、上顎左側中切歯が埋伏しています。歯科用コーンビームCT(12D)では、埋伏した中切歯は歯冠が唇側の高い位置にあり、歯根が形成されています。
10歳では、上顎中切歯は萌出しているはずの時期です。上顎左側乳中切歯(A)が残って、後継の上顎左側中切歯(1)の萌出が妨げられています。乳歯を抜き、埋伏した中切歯の歯冠を開窓して装置を付け、矯正力で歯列の中へ牽引します。
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【ほかの選択肢】
(1) 経過観察 萌出の時期を過ぎており、自然に萌出するのを待つのは適切ではない 誤り
(3) Aの抜歯後に1 2の遠心移動 中切歯を引き出さずに空隙をつくっても解決しない 誤り
(4) Aの抜歯後に部分床義歯の装着 保存して萌出させられる歯がある 誤り
(5) Aと1の抜歯後にブリッジの装着 健全な永久歯を抜く理由はない 誤り
※問題文の歯の記号は、上顎左側乳中切歯(A)、上顎左側中切歯(1)、上顎左側側切歯(2)の意味です。
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問42(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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