16 歳の女子。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。歯髄電気診に生活反応を示した。初診時のエックス線画像(別冊N…
B問題 第64問
16 歳の女子。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。歯髄電気診に生活反応を示した。初診時のエックス線画像(別冊No. 23A)と 2 部の歯科用コーンビームCT(別冊No. 23B)を別に示す。適切な対応はどれか。1 つ選べ。
- (1)経過観察
- (2)歯髄鎮痛消炎療法
- (3)直接覆髄
- (4)抜 髄
- (5)歯根尖切除
正答 (4)
正答は (4)。歯根の歯頸側寄りの根管が丸く広がる内部吸収で、生活歯なので、早く抜髄して吸収を止めます。
【見るところ】
X線画像Aで、上顎左側側切歯の歯根の歯頸側寄りの根管に、境界のはっきりした円形の透過像があります。CBCT(B)でも横断像・矢状断像で、根管に連続する丸い吸収の腔が見え、外側の歯質はまだ保たれています。
内部吸収は歯髄の肉芽組織が象牙質を内側から溶かす病変で、歯髄が生きているあいだ進みます。抜髄で吸収を起こす組織を取り除き、根管充塡します。進むと穿孔するので、早く対応します。
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【ほかの選択肢】
(1) 放置すると吸収が進み穿孔するので、経過観察は不適切で 誤り
(2) 歯髄鎮痛消炎療法では吸収は止まらないので 誤り
(3) 直接覆髄は露髄した健康な歯髄を残す処置で、吸収を起こす歯髄には適さないので 誤り
(5) 歯根尖切除は根尖病変の外科処置で、根管の途中の内部吸収には適さないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問64(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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