9 歳の男児。かかりつけ歯科医で過剰歯を指摘され来院した。全顎的に精査するためパノラマエックス線とCT を撮影した。診断…

C問題 第66問

9 歳の男児。かかりつけ歯科医で過剰歯を指摘され来院した。全顎的に精査するためパノラマエックス線とCT を撮影した。診断の結果、過剰歯を抜去することとした。初診時の口腔内写真(別冊No. 25A)、エックス線画像(別冊No. 25B)及びCT(別冊No. 25C)を別に示す。抜歯の根拠はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第66問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第66問の写真(2/2)
正答 (4)
正答は (4)。過剰歯が上顎左側中切歯の歯根に接していて、歯根を吸収させるおそれがあるので抜去します。 【見るところ】 口腔内写真(A)では中切歯は並んでいて、正中離開や交叉咬合はありません。パノラマ(B)とCT(C)では、上顎の正中付近に埋伏した過剰歯があり、上顎左側中切歯の歯根のすぐ口蓋側に接していると読めます。 埋伏した過剰歯は、隣の歯の萌出の障害や歯根吸収、含歯性嚢胞の原因になります。この例では萌出は終わっているので、歯根に接していて吸収させる危険があることが抜歯の根拠になります。
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【ほかの選択肢】 (1) 写真で中切歯の間に隙間はなく、正中離開はないので 誤り (2) 過剰歯は歯根の近くにあり、鼻腔に近づいている所見ではないので 誤り (3) 9歳では中切歯の歯根が未完成なのは普通で、抜歯の根拠にならないので 誤り (5) 中切歯はすでに正常な被蓋で萌出していて、交叉咬合の心配はないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問66(厚生労働省 公表)出典元ページ

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