75 歳の女性。上顎左側第一大臼歯の動揺を主訴として来院した。1 か月前から徐々に動揺してきたという。頸部に腫大したリン…

C問題 第69問

75 歳の女性。上顎左側第一大臼歯の動揺を主訴として来院した。1 か月前から徐々に動揺してきたという。頸部に腫大したリンパ節は触れない。初診時の口腔内写真(別冊No. 26A)、エックス線画像(別冊No. 26B)、CT(別冊No. 26C)及び生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 26D)を別に示す。適切な治療はどれか。1 つ選べ

歯科医師 2023年(令和5年) 第69問の写真(1/3)歯科医師 2023年(令和5年) 第69問の写真(2/3)歯科医師 2023年(令和5年) 第69問の写真(3/3)
正答 (4)
正答は (4)。上顎歯肉の扁平上皮癌が骨を壊しているので、腫瘍を骨ごと取る上顎部分切除を行います。 【見るところ】 口腔内写真(A)では、上顎左側第一大臼歯の口蓋側に、ふちの盛り上がった潰瘍のある腫瘤があります。CT(C)では、同部の歯槽骨と口蓋の骨が吸収されていると読めます。病理組織像(D)では、異型のある上皮の胞巣と角化真珠が見られ、扁平上皮癌です。 頸部のリンパ節は触れず、遠隔転移の記載もないので、手術で取り切ることを目指します。骨に浸潤した上顎歯肉癌では、腫瘍から安全域をとって上顎を部分的に切除します。
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【ほかの選択肢】 (1) 抜歯だけでは癌が残り、広がるきっかけにもなるので 誤り (2) 化学療法は手術や放射線と組み合わせる補助の治療で、これだけでは治らないので 誤り (3) 感染ではなく悪性腫瘍なので 誤り (5) レーザー照射は表在性の小さな病変に使う方法で、骨に浸潤した癌には使わないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問69(厚生労働省 公表)出典元ページ

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