嚥下時の違和感を主訴として来院した患者のCT(別冊No. 31A)、MRI T2 強調像(別冊No. 31B)及び超音波…

C問題 第76問

嚥下時の違和感を主訴として来院した患者のCT(別冊No. 31A)、MRI T2 強調像(別冊No. 31B)及び超音波検査の冠状断像(別冊No. 31C)を別に示す。矢印で示す疾患で考えられるのはどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第76問の図
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。舌根から口底の正中にある境界の明瞭な嚢胞なので、正中に生じる類表皮嚢胞と甲状舌管嚢胞を考えます。 【見るところ】 CT(A)の矢状断で、舌根の下方の正中に境界の明瞭な低吸収の腫瘤があります。MRI T2 強調像(B)では正中に均一な高信号の円形の病変、超音波(C)では内部が低エコーで周りの境界がはっきりした嚢胞の像です。 正中に位置する嚢胞は、甲状腺が下降した通り道の遺残から生じる甲状舌管嚢胞と、外胚葉の迷入から生じる類表皮(類皮)嚢胞が代表です。どちらも T2 強調像で高信号の嚢胞として写ります。
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【ほかの選択肢】 (1) 鰓嚢胞は胸鎖乳突筋の前縁の側頸部に生じ、正中ではないので 誤り (2) ラヌーラは舌下腺から生じ、口底の片側に偏って生じるので 誤り (5) Blandin-Nuhn 嚢胞は舌尖の下面の小唾液腺に生じる粘液嚢胞で、深い所には生じないので 誤り 【見分け方】 正中:甲状舌管嚢胞・類皮/類表皮嚢胞 側方:鰓嚢胞(側頸部)・ラヌーラ(口底)

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問76(厚生労働省 公表)出典元ページ

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