65 歳の女性。下顎前歯部の動揺を主訴として来院した。6 か月前から自覚し、痛みがないのでそのままにしていたが、1 週前…

C問題 第52問

65 歳の女性。下顎前歯部の動揺を主訴として来院した。6 か月前から自覚し、痛みがないのでそのままにしていたが、1 週前から動揺が大きくなってきたという。初診時の口腔内写真(別冊No. 16A)とエックス線画像(別冊No. 16B)を別に示す。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。口腔清掃指導と暫間固定の次に行うのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第52問の写真(1/2)歯科医師 2025年(令和7年) 第52問の写真(2/2)
正答 (5)
正答は (5)。スケーリング・ルートプレーニングです。 【見るところ】 エックス線画像では、下顎右側中切歯の周りの歯槽骨が根尖近くまで吸収され、根面に歯石と思われる不透過像があります。表では下顎右側の中切歯・側切歯で唇側・舌側とも深いポケット(最大9 mm)と出血があり、動揺度は3度です。 歯周病の治療は、まず歯周基本治療から始めます。動揺の大きい歯は、口腔清掃指導とともに暫間固定で安定させ、そのうえで根面の歯石・汚染されたセメント質を除くスケーリング・ルートプレーニングを行います。これが基本治療の中心で、そのあと再評価をして、歯周外科や補綴に進むかを決めます。
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【ほかの選択肢】 (1) 歯肉整形  歯周外科の一つで、基本治療と再評価の後に考える 誤り (2) 連結前装冠製作  永久固定は口腔機能回復治療で、再評価・歯周外科の後 誤り (3) 歯周ポケット搔爬術  歯周外科の一つで、基本治療の後に考える 誤り (4) 局所薬物配送システム〈LDDS〉  急性の症状があるときや、SRP の補助に使うもので、SRP より先に行う処置ではない 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問52(厚生労働省 公表)出典元ページ

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