42 歳の女性。下顎右側第一大臼歯の修復物の脱離を主訴として来院した。昨日、脱離したという。痛みや歯肉腫脹はない。初診時…

C問題 第82問

42 歳の女性。下顎右側第一大臼歯の修復物の脱離を主訴として来院した。昨日、脱離したという。痛みや歯肉腫脹はない。初診時の口腔内写真(別冊No. 35A)とエックス線画像(別冊No. 35B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。口腔清掃指導後、6 にまず行う処置はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第82問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第82問の写真(2/2)
正答 (3)
正答は (3)。根管充塡のない失活歯で、根の周りから根分岐部に病変が及ぶ歯内-歯周病変なので、まず感染根管治療を行います。 【見るところ】 エックス線画像(B)では、下顎右側第一大臼歯に根管充塡がなく、根分岐部から根の周りにかけて透過像があると読めます。表では同じ歯の近心舌側に 11 mm のポケット、根分岐部病変2度があります。 歯髄の壊死から生じた病変が歯周組織に広がっていると考えられます。歯内-歯周病変では、まず感染根管治療を行い、歯周組織の治り方を見てから歯周治療(SRP や手術)に進みます。歯内の原因を除くだけで歯周の病変が大きく改善することがあります。
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【ほかの選択肢】 (1) 動揺度は1で、まず暫間固定が必要な状態ではないので 誤り (2) 歯根尖切除は、根管治療で治らない根尖病変に行う外科処置なので 誤り (4) ヘミセクションは、根管治療と歯周治療のあとでも保存できない根に行う処置なので 誤り (5) SRP は感染根管治療で歯内の原因を除いたあとに行うので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問82(厚生労働省 公表)出典元ページ

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