81 歳の男性。舌の汚れを主訴として家族とともに来院した。8 年前に診断された慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉に対して気管支…

C問題 第85問

81 歳の男性。舌の汚れを主訴として家族とともに来院した。8 年前に診断された慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉に対して気管支拡張薬、3年前に診断されたAlzheimer 型認知症に対してコリンエステラーゼ阻害薬を処方されているという。口腔内検査では歯と歯周組織には異常を認めなかったため、家族に対して口腔衛生指導を行った。初診時、2 週後および4 週後の舌の写真(別冊No. 36)を別に示す。改善が期待できるのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第85問の写真
正答 (1)
正答は (1)。舌苔が減ったので、舌苔が主な原因となる口臭の改善が期待できます。 【見るところ】 初診時は舌背の全体が厚い黄白色の舌苔で覆われていますが、2週後・4週後と舌苔が減り、舌の地の色が見えてきています。 舌苔は口臭(揮発性硫黄化合物)の最大の発生源です。家族への口腔衛生指導で舌の清掃が進み、舌苔が減ったので、口臭の改善が見込めます。 【ほかの選択肢】 (2) 咬合力は歯と咀嚼筋で決まり、舌苔の除去では変わらないので 誤り (3) 嚥下機能は舌苔を除いただけでは改善しないので 誤り
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(4) 呼吸機能は COPD によるもので、舌の清掃では改善しないので 誤り (5) 唾液の分泌は唾液腺と薬の影響で決まり、舌苔の除去では増えないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問85(厚生労働省 公表)出典元ページ

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