74 歳の女性。下顎左側犬歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。自発痛および打診痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No. …

D問題 第79問

74 歳の女性。下顎左側犬歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。自発痛および打診痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No. 29A)、口内法エックス線画像(別冊No. 29B)及び 3 部の歯科用コーンビームCT(別冊No. 29C)を別に示す。適切な対応はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第79問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第79問の写真(2/2)
正答 (5)
正答は (5)。ポストの入った下顎左側犬歯の唇側の骨が歯根に沿って大きく失われ、歯根の破折が疑われるので、保存は難しく抜歯します。 【見るところ】 口腔内写真(A)では、下顎左側犬歯の唇側の歯肉に限局した腫れがあります。口内法エックス線画像(B)では、根管充塡と長いポストがあり、歯根の周りに透過像があります。コーンビーム CT(C)では、唇側の骨が歯根に沿って縦に広く失われていると読めます。 自発痛や打診痛がなくても、ポストのある失活歯で唇側の骨が縦に大きく失われているのは、歯根の垂直破折の典型です。垂直破折した歯は感染の経路が残り、保存が難しいため抜歯します。
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【ほかの選択肢】 (1) 骨吸収と腫れが進むので、経過観察では済まないので 誤り (2) 歯根の破折による病変は、感染根管治療では治らないので 誤り (3) 意図的再植は破折した歯根では成り立たないので 誤り (4) 歯根尖切除は根尖の病変に行う処置で、歯根に沿った破折には効かないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問79(厚生労働省 公表)出典元ページ

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