58 歳の男性。下顎右側大臼歯部で食物が咬みきれないことを主訴として来院した。数か月前から気付いていたが、痛みがないので…
D問題 第80問
58 歳の男性。下顎右側大臼歯部で食物が咬みきれないことを主訴として来院した。数か月前から気付いていたが、痛みがないのでそのままにしていたという。歯髄電気診に生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No. 30)を別に示す。適切な対応はどれか。1 つ選べ。
- (1)経過観察
- (2)歯冠形態修正
- (3)全部金属冠修復
- (4)フッ化物歯面塗布
- (5)コンポジットレジン修復
正答 (5)
正答は (5)。咬頭が削れて象牙質が皿状にくぼみ、食物が咬みきれないので、コンポジットレジンで咬頭の形を回復します。
【見るところ】
下顎右側大臼歯の咬合面で、咬頭の頂点のエナメル質がなくなり、露出した象牙質が茶色のくぼみ(カップ状)になっています。
歯が生きていて痛みはなく、咬頭の高さと形が失われて咀嚼の効率が落ちています。くぼんだ部分をコンポジットレジンで埋めて咬頭の形を戻せば、削る量を最小限にして機能を回復できます。
【ほかの選択肢】
(1) 食物が咬みきれないという機能の障害があるので、経過観察では解決しないので 誤り
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(2) 歯冠の形態修正は削る処置で、失われた咬頭は戻らないので 誤り
(3) 全部金属冠は健全な歯質まで大きく削るので、まず選ぶ方法ではないので 誤り
(4) フッ化物歯面塗布はう蝕予防の処置で、失われた形は戻らないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問80(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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