35 歳の女性。右側咬筋部の疼痛を主訴として来院した。顎関節症Ⅰ型と診断し、犬歯誘導型のスタビライゼーションスプリントに…
A問題 第63問
35 歳の女性。右側咬筋部の疼痛を主訴として来院した。顎関節症Ⅰ型と診断し、犬歯誘導型のスタビライゼーションスプリントによる治療を計画した。初診時の口腔内写真(別冊No. 19A)、タッピングでの調整終了時(別冊No. 19B)及び側方滑走運動での調整時のスプリントの写真(別冊No. 19C、D)を別に示す。削合すべき部位はどれか。3 つ選べ。
- (1)ア
- (2)イ
- (3)ウ
- (4)エ
- (5)オ
正答 (1)(2)(4)
正答は (1)と(2)と(4)。犬歯誘導型のスプリントでは、側方滑走のときに犬歯だけが当たるように、臼歯部や切歯部の接触を削ります。
【見るところ】
C(右側方滑走):ア・イは臼歯部に青い滑走の印があり、側方運動のときに臼歯が当たっています。ウにはタッピングの点だけで、滑走の印は無いと読めます。
D(左側方滑走):オは犬歯部の誘導の印、エは切歯部に滑走の印がついています。
スタビライゼーションスプリントは、タッピングではすべての歯が均等に当たり、偏心運動では犬歯が誘導して臼歯が離れるように調整します。臼歯や切歯の側方の接触(ア・イ・エ)を削り、犬歯の誘導(オ)は残します。
【ほかの選択肢】
(3) ウ タッピングで均等に当たる接触点で、削らないので 誤り
(5) オ 犬歯の誘導路なので残す 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問63(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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