40 歳の女性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。30 分前にかかりつけ歯科医で下顎左側埋伏智歯の抜去直後から腫脹が出…

A問題 第62問

40 歳の女性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。30 分前にかかりつけ歯科医で下顎左側埋伏智歯の抜去直後から腫脹が出現したため、紹介された。初診時の顔貌写真(別冊No. 18A)、CT(別冊No. 18B)及び抜歯前のエックス線画像(別冊No. 18C)を別に示す。適切な対応はどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第62問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第62問の写真(2/2)
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5)。抜歯の直後の腫脹で、CT で頰部の組織に空気があるので皮下気腫です。感染の予防とバイタルサインの確認を行います。 【見るところ】 A:左側の頰部が腫れています。 B:CT で左側の頰部から咀嚼筋の周りにかけて、黒い空気の像が広がっています。 C:抜歯前の画像で、下顎左側の智歯が埋伏しています。 エアタービンの空気が抜歯窩から組織に入り込むと起こります。空気は組織のすき間(筋膜間隙)をたどって、頸部や縦隔へ広がることがあり、口腔の細菌も一緒に入るため、抗菌薬を投与して感染を防ぎます。呼吸や循環の変化に気付けるよう、バイタルサインを確かめて経過をみます。
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【ほかの選択肢】 (1) 頰部圧迫 空気をさらに深い所(縦隔など)へ押し込むおそれがあるので 誤り (3) 抗ヒスタミン薬投与 アレルギーによる腫れではないので 誤り (4) アドレナリン筋肉注射 アナフィラキシーの治療で、この場面には当たらないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問62(厚生労働省 公表)出典元ページ

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