80 歳の女性。下顎歯肉癌切除後に食事がしにくいことを主訴として来院した。診察の結果、下顎右側は皮弁によって再建され、舌…

A問題 第33問

80 歳の女性。下顎歯肉癌切除後に食事がしにくいことを主訴として来院した。診察の結果、下顎右側は皮弁によって再建され、舌の可動域は制限されていた。初診時の口腔内写真(別冊No. 9A)と、ある操作を実施した上顎全部床義歯の写真(別冊No. 9B)を別に示す。この操作によって改善が期待できる障害はどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第33問の写真(1/2)歯科医師 2025年(令和7年) 第33問の写真(2/2)
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。嚥下と構音です。 【見るところ】 口腔内写真(9A)では、上顎は無歯顎、下顎右側は皮弁で再建されて歯槽部の形がなく、舌の動きが制限されています。上顎の全部床義歯 (9B)の口蓋部には、白い材料が盛られて口蓋の形が厚く (低く)されています。 舌の動きが悪いと、舌が口蓋に届かず、食塊を咽頭へ送り込む動きと、舌と口蓋を接触させてつくる音(タ行・カ行など)が障害されます。上顎義歯の口蓋部を厚くして舌が口蓋に接触しやすくする舌接触補助床(PAP)の考え方で、嚥下と構音の改善を図っています。
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【ほかの選択肢】 (2) 開口  口蓋の形を変えても開口量は変わらない 誤り (4) 審美  この操作の目的ではない 誤り (5) 味覚  口蓋を覆う範囲が広がることで、むしろ不利になりうる 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問33(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

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